20 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:16:43 ID:H3SJZcwc [10/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして今度のシーンではヴィースラーが大学で尋問のやり方について講義を行っているシーンになるんだお
実はこの尋問の時に、盗聴器を仕掛けてして、全て録音していたんだお! するとヴィースラーは録音を早送りするんだお・・・
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/ ̄ ̄ ̄\
../ _, 、_. \ 国家の敵は中々しぶとい・・・ それを忘れないでくれお
/ (● ) (● ) \
| (__人__) | 尋問は忍耐強く、「40時間」は続けるんだお!
\ ` ⌒´ /
〆~\ /ヽ では早送りするお・・・
/:::;;;、:::::::i::ヽ`介´/::::i::::::::::ヽ
<:::::::::::<|:::::::l::::ヽ| | i::::::7;;;;;;:l::::}
. \::::::::\:::::\;;;i,,/:/:::::::::i:::::{
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早送りした後、録音から聞こえてくるのは男の弱々しい声・・・ なんとヴィースラーは一睡もさせずに尋問を続けているんだお・・・
次第は男は、辛くなって泣いてしまうんだお・・・
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__
/:::::::::::: ̄`ヽ
/::___:::::::::::::::::::::\
,. ' ´  ̄ ̄ ̄ ` ` ヽ// ``ヽ::::::::::::::::::\
/ / \ | \ \::::::::::::::::゙、
| / ノ\.ヽ | / \ ヽ::::::::::::::|
,. -―┴‐;;'´/. | ゙, l/ ヽ `、:::::::/ 頼む・・・眠らせてくれ・・・
/;;;; ::;;;;;;;;;;;;;;;;;7 | .| | ゙, Y/
l;;;;;;;: .:;;;;;;;;;;;;;;;;;/. .! ,' | / 〉 .// 一時間で・・・いい・・・ 眠らせてくれよぉ・・・
!;.,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// l_ノ;:/| /  ̄ ``y' ハ //
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ノ::::::::::ヽ ハ___/::::ト、 .//
ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l/-、,,,_::::| |::::::::::::::::::::;' `'Y/
|ハ/V\ト、l _ `ヽ、___,イ::::::::::::::::::/ // >
ヾ三___/:::::/``'ー- 、,___/:::::::::::_/ ,//「|
\:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::,:r‐ ''"´ ,.-'´ // .|.|
`!:::::::ヽ:::::::::::::::::::::ヾヽ-‐ '"´ヽヽ,// |.|
.
22 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/15(土) 21:18:09 ID:bNas3QG2 [2/3]
40時間とかやってる側も摩耗しそうだな
21 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:18:04 ID:H3SJZcwc [11/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
すると講義を受けている生徒が、こう言うんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. ′ |i: | iⅣ i| il| | i/ iト、 | i| ハ
| |i: | i| ト、 :i| ilト、_j厶斗-- i| i|
| |i:. ∧i| | \ :i:i| iリ.:iiiiiii;抖斥、 | i| i|
| l 仏斗匕iiiiii\|/.:iiiiijイ r'゙ ,ハ ヾ| :i:i| :i:i|
. |I l / xf伐卞、:::ヽ ::::::::::::. 乂 ソ .ノ| :i:i:i:i| i|i:i| 一睡もさせないなんて・・・
. lIIIi Ⅳ {i r'゙ ,ハ :::::::::::::::::::::: '' … '' | :iリi:i/:i| :i|i:i|
ⅦIi ム ゞ ` - ',, ::::::::::::::::::::::::.. |/:i/.:iリ:iリ リ こんなの・・・非人間的すぎます!
ⅦIi i:i:、 `¨¨´ ::. /イ:i/i:i/ i/}/
. ⅥIi i:iΛ 、 - |/|:i/ i/ ′
ⅥIi:i:i i/ 込、 __ j厶イ/
ⅵIi:i:i:i:i:i :i:i:i\ ‐ _,, /{ilil、\__
. ⅵIi:i:i:i:i:i. :i:i:i:i:i:iト . / ⅥI} ∨..=-.. _
\{\i:\:i:i:i:i:i:i:i:i:i≧:.... ィ( ∨ ∨ /,..........=-...... _
\「\「\>/i\ `¨¨´ ' ∨ /, ......... ..........
............../ ililili\ / ∨ /,....................
/............../ ililililil|ハ / ∨ /, ................
/................./ ilililili{ / /\ }/ /,................
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ \
/ \
/ \ ・・・無実の囚人なら時間の経過と共に伴い怒り、怒鳴り散らすだろう・・・
/ \ / \
l \ / l しかし罪を犯している囚人ならば、次第に静かになり、泣きだす
| ( ● ) 丿ヽ ( ● ) |
l l それは罪を自覚しているからだお
\ (____人____) /
\. |,/⌒'⌒ヽ| / 無実かそうでないかを見分ける一番効果的な方法は、尋問を休まず続けることだ!
,ィl\. l j .ィ
,....:::::'´::;':::::::`iヽ. `ー--‐''´ ,ノ i´::::;::`':::::....,
/::::::::::::::::;'::::::::::::l \ / l::::::::::::';::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::l:::::::::::::! `丶_,ィ /l::::::::::l::::::::::::::::::::::\
.
23 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:20:06 ID:H3SJZcwc [12/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そうしてヴィースラーはもう一度9月28日に何をしていたか聞くんだお すると男は最初に尋問した通りのことを言う
でもヴィースラーは圧力を掛けたことによって、前もって考えておいた同じ言葉を何度も言うようになっている・・・
つまりヴィースラーは男が嘘を付いていると確信するんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ィ ハ ,ト、
/ / iハ / V i/リ i r'ヽ トハ | リ ,ハ i{
/ ハ/ |=-/'"レ二ニ _ / ,iハ/ゞ=ニ二レ|;ヽr'⌒i-レ' ヽ|レ'
r"レ-=/_ ノ_,二ミ,  ̄ '" ー " ,.r=-ヽ i/ 'ヽ、 \
,/ '^` ,ノ ヽ, // \ \ \ マクス・キルヒナーに会いました・・・
/ r,ァ i r- 、v' ィぅ \ \ ヽ
/ ヾ' / ,i' i| i_,ゝ\ `' 〉 ) / その後マクスの家へ行き、それから・・・遅くなるまで音楽を・・・
,i( /⌒ir -=-i\ \ / / /
|i'ヽ ,/  ̄ / ー ヽ ヽ ,/ / /. マクスに電話で聞けば分かることです・・・!
iヾ; `ー= "~/ / i :::::::::::i ヽ=ー'/ / /
i| :;-=''/ / i ::::::::::::i, i / / /
iヾ, / / _ ; :::::::::i i,r/ / 'i /
ヽ / ,i' ⌒ ⌒ i \,/
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ヴィースラーは男を自白させるために、最後の圧力を掛けていくんだお・・・
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´  ̄ ̄ ̄ ̄ 、
/ \
/ _ :.
i / i
逃亡を手引きした者を言わないのなら、君の奥さんを逮捕する・・・ ゞヒ● ) |
i´ ヽ ____i_
そして子供達は施設に入ることになる・・・ いいのかお・・・? 、j、__ノ /////∧
∨//_} //,/////:::`丶
・・・逃亡を手引きしたのは誰だお・・・? _ゝ---r―;/////////:::::::::::::\
/::::::::::::/ /////////,/:::::::::::::::::::::\
∨:::::::::::〈 !//////////.:::::::::::::::::/::::::\
\:::ィ:::} Ⅳ/////,/.:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::\
.
24 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:21:56 ID:H3SJZcwc [13/54]
∨ i: : : : : : : : : : // : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l /
∨ ,.-〈: : : : : : : : : : : : : : : l / ∨ \: : : : : : : : : : : : : : : : l._ /
∨ ,. i }>'´i ̄ ̄ ̄): : : : : : : : : : : : : : : ( ̄ ̄ ̄!`ヽ.: : : i ヽ / ウッ・・・ グゥッ・・・! グレス・・・
〉, '´ ∨ }l // >'´: : : : : : : : : : : : : : : : `'< i: : :;' ,' / `丶., '
>'´ }ヘ li、_《>'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `丶》 ノ: :./ i / \ \__人_人从_人_人从/
/ ヽ/、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `'´: / / ヽ. _) (__
/´ ̄` . i ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /, ' _ >、 ) はっきり言え! (
/ ヽ. l Ⅵ: : : : : : : : : : : : ∧: : : : : : : : : : : : : : : : r'7 / ',  ̄ ̄) ( ̄ ̄
./ ヽ. ', .i: : : : : : .ィ ィ: / _',: : : : : : : : : : : : :/i: :/ / i /⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
.,' ヽ. l ∨ i : / ∨ l / ∨!/l: :/l: : /l: :/ l/, , ' l
i ! l l 〈! l;/ ,l / l;/ / / l
l i l _∨ハ、 ( ̄ ̄ ̄ ) レ' / / l べルナー・グレスケです・・・
l ∧ ! r'´ .∧ヽ ≧ュ、`ー一'´,.ィ´ /ィ´7 〉/ i i l
l j ', ! 〉, ヘ ヽ >-< r'´ /、 // l .l l
l / 人 .l >´ ', ハil リi/ ./ ,// i! l l l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんな風にヴィースラーは社会主義体制を信奉し、国家に忠誠を誓う生粋のシュタージで
反体制的の人物を尋問するプロなんだお
挙句の果てに腿に手を押しつけて座らせて理由として、イスに付いていた布を回収して、犬に嗅がせておくんだお・・・
そんなことまでして、国家に反逆する者を一切許さない恐ろしい人物なんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_____
/ \
/ \
/ ___ヾ \ 諸君が尋問するのは社会主義の敵だお・・・
| l i::::::::) i \
| ヽ`ー´ノ \ それを忘れないように・・・
ノ  ̄ |
(,,_,, .| 以上だ・・・
{_ノ´ /
\ ,, -===ニニニニ====-、_/
ソ´:::;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
___〉:/ |i \/___
/| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::: |`ヽ,
.
26 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/15(土) 21:24:38 ID:bNas3QG2 [3/3]
苛烈だけど優秀だな
少なくとも結論ありきで暴走してる感じでもないし
25 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:23:53 ID:H3SJZcwc [14/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
するとその講義を聞いていたヴィースラーの友人であり、上司のグルビッツ中佐が拍手を送るんだお
グルビッツ中佐は文化局の局長として演劇に招待されていて、ヴィースラーも演劇に招待しにきたんだお
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄ ̄\
../ _, 、_. \
/ (● ) (● ) \ ・・・一体何の要件だお?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
〆~\ /ヽ
/:::;;;、:::::::i::ヽ`介´/::::i::::::::::ヽ
<:::::::::::<|:::::::l::::ヽ| | i::::::7;;;;;;:l::::}
. \::::::::\:::::\;;;i,,/:/:::::::::i:::::{
/ ̄ ̄\
/_ノ `⌒ \
_ | (● ) (⌒ ) .| おいおい、今度は何の陰謀だと言わんばかりだな・・・
| ! | (__人___) |
| ! | ` ⌒ ´ .| お前を芝居に招待したいんだ
| ! ,.-, | |
_,ノ ┴、/ ,/ ヽ r 文化大臣のヘムプフ大臣も来ることになっている、一緒に行こう
r `二ヽ ) i ヽ _ 、___, ト
| ー、〉 / _,,,,ノr ` /i\,,,,_
| r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/ ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
| ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;| /\ /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
√..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;| "::く /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
/..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }
アントン・グルビッツ中佐(ウルリッヒ・トゥクル)
.
27 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:25:34 ID:H3SJZcwc [15/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会場に到着し、ヴィースラーが二階の席から双眼鏡を覗いてると、壇上に劇作家のドライマンと女優のクリスタが現れるんだお
この当時の芸術家っていうのは自由を謳う存在として、政府は厳しく取り締まっているんだお
でもグルビッツはドライマンのことを「反体制的でない信頼できる芸術家だ」って言う でもヴィースラーは劇が終わると・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
、
_ヽ ,. -―‐-:::、
/´`v'::::::::::::::::::::::`ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::ハ
/:::::/::/:::/l:::::::ヽ::::\::ヘ:::;ハ
,':::::/::/:::/,_l::ヽ:::::トヘ::::\::ヽ:} (グルビッツ):彼は反体制的でない信頼できる作家だぞ?
,'::/l:::/:::/セ=',:::iヽ::|ヤミ::ヘ::::::::l__ 西側にも知名度があるのに、反政府的ではない唯一の作家さ・・・>
l/ .|/l::rY弋i} ヽl `ヽ{iソ` YヾΣ
|! ヾ{、`ー , `゙´ ./ゾ`
ハ _ _ ,イ/
` 、 ,/ |
ノ `ー _,,='´\__
_// /`ヘ / ∧`ヽ
, r'/ {∨l__,∧_,/ ∧ > 、
r'"´::〈 /| /ソ | ∧ 〉 ,>、
/ マ' | i / |,/ \ / Y .',
ゲオルク・ドライマン(セバスチャン・コッホ)
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
,r' \
/ ⌒ ヽ,
( ●) ⌒ ..i いや、アレは絶対に監視すべきだと思うお
i. ( ●) .|
. \(_入_ノ / 大臣にそう言っておいた方が良いかもしれないお・・・
\______/
./ゝ/ノ:::::::::::::::::\
|ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
|^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
.
28 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:28:14 ID:H3SJZcwc [16/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その後グルビッツがヘムプフ大臣のもとに行くと、大臣はドライマンを監視するよう依頼してくるんだお
来週には他の劇作家達が集まってパーティーを開催するという情報から、ドライマンの部屋に盗聴器を仕掛けて
反体制の情報を聞き出すよう言うんだお
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| u. (__人__) ドライマンは・・・監視すべきだと思います
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ 見た目ほど・・・白ではないかと・・・
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
''"::l:::::::/ __人〉
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
/"'-..,;;;;;;;;;;;;;`''-..,,_;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;..|
ト:::::::::`''- ..,, ;;;;;;;;;;;;`'' -...., . .- ''´|
i:::::::::::::::::::三 `'' - ..,,;;;;;/;;;,,..-'イ;,
/ニ、::::::::::::::::三 、;;;;;; `"´ ,,,,, i;;;i
{ ( _',::::::::::/ "" |/
', '<i ヾ:::::::i 、、,,三、 ,,.-、 i
',、ヾヽi:::::i '-ヽソヾ /,'ッフ、i フッフッフッ・・・ その通りじゃよグルビッツ・・・
ヽ__.. i::::i 、  ̄ノ | ;ニ ノ.i
ノ,.-| i::i | i 平凡なシュタージなら「反政府的ではない唯一の作家」と言うだろうが
. i,ィ''"', /、_ :::: /
/',',', ', / ヽ_ノ / 奴はどこかうさんくさい・・・
. イ',',',',', ', ', ( ,.---::;;;;、_,. } /
/ '',',',',',', ', ',- 、 ,.__`ー´ノノ 彼奴のアパートの部屋に盗聴器を仕掛けておくのじゃ・・・!
,.-イ ''',',',.',', ',:', ,ノ /、,,、
( {´ ',',',',', :',.','---─ '´リ ', ヽ
''´´ヽ((''- .., ',',',',', .',.',ソ ./ / ',) }ー..,,,
ブルーノ・ヘムプフ大臣(トーマス・ティーメ)
.
29 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:29:56 ID:H3SJZcwc [17/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして演劇の団員達や作家達が終わりの打ち上げをやっていると、そこには大臣がいて、壇上に上がってスピーチしだすんだお
実は大臣は監視目的じゃなく、ドライマンの恋人でもあるクリスタを自分の物にしてやろうと考えている変態ゲス野郎なんだお!
更にドライマンと話してる時にクリスタにセクハラまでする始末・・・ クリスタが嫌がって離れると、劇作家の話になるんだお
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ト、:;:\:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; --;:─''"!
l::ト、:;:;:;:` ー──:;:;:''":;:;:;:;:;:;:;:;ィ彡!
. ':! __` 、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:x≦f三三三三|
|!ヾ三}  ̄ィ三ヲ `ヾ三三三んヘ
l! _.... ........ ヾ三三f { リ
| ft‐rミ .::::''ニニ、 三三rく/ やぁドライマン 今日の劇は良かったでおじゃ!
l `ー='彳 ::ヾイ弋ノ゙::. 三「f”/
'.  ̄´j: :  ̄´ :::.:. ミイ/-’ とても感動した 党と芸術家とは持ちつ持たれつの関係でなくてはな・・・
'. ,ィ’ .:^ヽ.. jツト.
∨;:ヽ _:ノ \:: `ヽ ハ ト、
}、ト= ェェ=テアヽ} / i .|:〈ヽ
_..,, ィ//:::i ゞ┴シ′ / ' /:::::ヾ:.___
一 ''"´ :{ {::::::ゝ ⌒ / / /:::::::::ノィ1 ゙ …- . サワサワサワ・・・
ヽヾ.::::: ー‐一イ ./ /::::::::イ/ |
` ー─┴──一 一"  ̄ ノ
. /:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、ヽ:.\
. ,..:::/.::.:.,.:'.:.:.:.:.:.: ;:'.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:ヽ:.'.、
/:.:/.:.:.:.:./:.:.,:.:.:/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:ヽヽ:ハ
. /:.:/:.:.:.:.:/:.:./:.:./:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:;.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.'、:',:.l
l:.:/l:.:.:.:.:,':.:.:,':.:./.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.::ハ:.:.:l:.:.:.:.:i:.:.:.:',:.i:|
. |/..l:.:.:.:.:l:.:.:.l:_,,斗t'':.:.:.:.:,.:.:.:、_:.:./ .l:.:.l:.:.:.:.:.i:.:.:.:.i:.:|
. |:./:.:.|:.:.:.|:./ i:.:.:.:.イ:/ /`メ.、,.l:.イ:.:.:.:.:.:l:.:.::.|:.| あの・・・ 政治の話はわからないので私はこれで・・・
V:.:.:.l:.:.:.l.イf示ト:.:.:レ'´ .ノイ' l:`トl:.:.:.::.:.ll:.:.:.l:.|
V: l:トv:l lr';;::| ',::l f示心、 l:.:.:.:./:l:.:/:.:| (この人・・・ 私のお尻に触ってきた・・・! 最悪・・・!)
. '、:V::::l ヒ_:ソ lr';;;:::リ.''/:.:.:.:ノv:/l::N
lゝl:.:l ゞ_:シ ./:.:/ゝl/:.:l: l
,'/:.:.:.ヘ ´ u./イ r‐_イl:.:.::.:.:'、
/:.:.:.:.:.:.:.:\ ´` イ`¨:.´:.:.:.:l:.:.:.:.:.:'、
. /:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.,.>.、 ,. <:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:',:.:.:.::.:.'、
l:::l:.:.:.:.:.:.:.:/ .i `.´ .i `'、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.::.:.:.',
l...l:.:.:.:.:/ .i ヘ \:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:i
クリスタ=マリア・ジーラント(マルティナ・ゲデック)
.
30 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:32:20 ID:H3SJZcwc [18/54]
/、;:;:;:;:;:;:;:;:;ー-:;、_;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
./ミミミミミ、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ー-;:;、;:_;:;_:;::-‐'"´i
lミミミミミミミミミー-::、;;;;_;:;:;:;:;:;i;:;:;:;:;:;:;:;:i
,!ミミミミミミミミミ _;`-、;;;!:-‐'''´|ミi
//`,ヾミミミミシ‐'″ 'ー‐' : 'ニフ' i;/
l l ,rヾミミミ _,,,,, ノ _,,_ l
',ヽヾ、ヾミミ ィで)ヽ、 r';ィび、.ノ
ヽ、__,, ミミ `゙゙'''"フ` | `゙'''フ'i あぁ、それとシュバルバーの演出も良かったでおじゃるな
〃 i l ミミ /´ | `ー'´l
/ヾ.l ミミ /' | / ドライマン、以前の演出家よりも良い者と組んだ・・・
. /:::::',ヽヽ` / ` `゙ー-' /
r/::::::::::',ヽヽ i:i ', / 前のは酷かったが・・・
/::::::::::::::ヽヽ\ '"ー===-'/
ヽ:::::::::::::::::ヾ、 ` 、 ゙'一''ー'ノ′
、 \:::::::::::::::ヽ ` ー‐-t't::i´゙ー-、
.`-、 `ー-:、::::::ヾ'、 //:::l ヽ `゙ー- 、
::::::/:::::::::::://:::::::::::::://::::::/::::/:::::i:::::::::i::::::::::::::::l:::::::::::|
/::::::::::::::::/::::::::::::::::/´:::::::::/::/::::::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::!::::::::::l
::::::::/´i::/::::::::::::/::::::,,,、,/:::::::\,,∧:::::l::::::::,'::::::::::::::::ノ:::::::::;!
:::::/ ::::!/:://:::::::::/ /::::::::::/´ ∨/::::i:::::/::::::::::::::::/i:::::::::/
:::::`::::::/ ./::::::/ /::::/," ̄ゞ"メ:::::::!::/::::::::::::::::/ l:::::/
:::// /::/ // /;)/:::ヘ::/::::::ハ::::::/ l:::/
//'., ' , ∨ / 、/ソ/:::::/)ノ:::/ /::::/ i:/ ・・・イェルスカのことですか?
/ ゝ /::/i //:::/ /:/ /
ヘ /´ ',///´ 確かに過激な表現かもしれませんが、でも誠実な演出家だからこそ
'、
__ _ゝ 人間として信念の込めた言葉は取り消せないのだと思います・・・
、 ヽ、_ゝ / ´
;;', /` 、 , ′ だから彼を「干す」のは・・・
;;;;', / `` 、 , "
;;;;;ヾi `´
;;;;;\\
;;;;;;;;;;;\\
;;;;;;;;;;;;;;∧ \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このイェルスカという人は演出家でドライマンの友人なんだお
でも自由な表現ができない今の東ドイツでは全く評価はされず、事実上この世界で干されてしまった芸術家なんだお・・・
でもイェルスカもなんとかこの東ドイツに希望を持とうとしていて、ドライマンもイェルスカの演出作品をやりたく思っているんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
31 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:34:17 ID:H3SJZcwc [19/54]
|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ|
|丶、 ;;; __;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,: ィ";;_|
ト、;;;;;;;;;;;;;;;` ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;!
,';:``' ‐ョ 、 ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:l
l;:;:;:;:;:;:;ミ ` ` '' ー -‐ '" ,リ;:;:;:l
l;:;:;:;:;:;:;:ゝ く三) (三シ `ヾ;:t、
fミ{;:;:;:;:f'´ , ---_,, _,ィ 、_,,ィ,.--、 };f }
l トl;:;:;:;:l 、,ィ或tュ、゙:ミ {,'ィt或アチ l:l,/ 「干す」!? そんなことは考えていないぞ? 言葉を慎め・・・
゙i,tヾ:;:;:! `ヽ 二ノ ト ` ‐''"´ l:l:f
ヽ`ー};:l ,r'、 ヽ リ_) それにドライマン お前がイェルスカと組もうが
`"^l:l ,/゙ー、 ,r'ヽ l
゙i ,ノ `'" 丶. ,' お前がいくら芝居で「人類の深い愛情」とやらを主張しても
゙l、 ′ ,, ィrェェzュ、,_ 〉 } /
',ヽ ヘヾ'zェェェッ',シ' //ヽ 世界や人は変わらないのじゃぞ?
} 丶、 ` ー--‐ '"'´,/ノ:.:.:ヽ
/l 丶、 ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:丶、、
,r'"^l ! ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ ,}、
,. -ァ=く(:.:.:.l l //:.:.:.:.:.:., - '" ,/ ヽ、
, - '"´ / ,/`>'t、_」___,ィ'゙,ィ,.: -‐ '" ,. -‐ '" \
_,,,...----..,_
,r'´:::::::::::::::::::::::`.、,,r=-
/::::::::::::::::::;;::''::::::::::::::::¨ヽ
/:::::::::::::::;r";;r';;;;r':;;;i;;;::;i;:::::i
<:::;:::::;;;;;/;;;/;;;;;;;/;;;;/l;;;;;;;l;;:;;::!
Σ;;;;;;;;;;;/;r'i;;;;;;r'i;;;/_''ト;;/;;!;;i;;;l
`、;;;;;;´V;;;/ レf/! レi;;;;!;;!レ′
!;;;;_;;l;/! ` l_レ!/
_r< ヽ - / '′ ・・・・・・
/:::`ヽ、`ヽ、 i´` 、/
f:¨::ヽ::::::::`..、 `7、
/::::::::::::`:、:::::::::〈:.:.:i
i:::;;::--::;;:::::`ー-、;ト、:l
/;''::::::::::::::`、::::::::/:::::i.:l
.
32 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:36:19 ID:H3SJZcwc [20/54]
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次の日 グルビッツからドライマンを監視するよう言い渡されたヴィースラーは、ドライマン達の一日の動きを監視するんだお
そして動きを把握した後、ドライマンの部屋に誰もいない内にヴィースラーは部下を呼んで、部屋に盗聴器を仕掛けるんだお!
他にもヴィースラーは部屋に何が置かれているのか、間取りもしっかりと調べ上げるんだお・・・
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,,.-´ ``ヽ
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/ .ヽ ふむ・・・ ここがキッチンで・・・
| '⌒ '⌒ ..|
/.| ( ●) .( ●)|\ ここが執筆部屋か・・・
/ ..\、 / ̄ ̄ ̄ 丶/ ..\
/ ./ \ . l
\ , --'、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
/\ / ⌒ ) / ./
/ ,′ ノ / ./
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
でもその様子をドライマンのお隣さんが、ドアの覗き穴から見ていたんだお
するとヴィースラーが、それに気付いてお隣さんのドアを叩くんだお・・・!
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ィ≠=ミ 、
.: ´/ ヽ}
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_ ..(`ニ7ノ j_ノ ノ _
ト、/r―< ´ ´ イノ´/:`ヽノ} /\
_.. -‐.:<ミ、 -一 ′: : :〈 / /,.ヘ、
>、 Ⅵ‐一 ´: : ノ : ィ: : : : :ハ / < <__/
.: ´:.:.:.ヽ 〉: ー=彡イ 、/_{: : :|: : : :. //\> <>
厂:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉_. ィ≠=ミ、 //: :ム=ミ: |: : l: :ト、 } /\
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.<{:/ 小 rッ V/:/ rッ 〉ト、: ヽト、 :ー― :ノ \/
〈:.:.:.:.:.: ´/:{/:イ ハ ー=彡 ´ ー=彡ヘ、:ー`  ̄ ̄ ヒッ!? /\/|
`ヽ:./:.:/l:.:.ー==='.≠ ' __ /ーへ:ヽ __ /\ \_/
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ー=\:.:.:. !:.lヽjレ: `Tヽノつ / Ⅵ i:.:.:.:.:.ヽ //\> <>
|ヽ:.:l___....に二}‐‐ァ ノム' i!:.:.:.:.:.:.:} /\
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〉:.:.:.:.:.:.:.:、、:.:.:.:.:.:.:/
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33 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:38:09 ID:H3SJZcwc [21/54]
,r== -
/'´ ヽ、 /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| ヽ /: : : \
| ヘ /: : : : \
V t /: : : : : : \ どうもマイネッケさん・・・
ヽ !: : : : : : : .. \
ヽ |: : : : : ,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,, l もしこの事を誰かに言ったら・・・ 娘さんは退学になるのをお忘れなく・・・
. /ヽ ∧: ::;; ( (・) ) ノヽ ( (・) );;::: |
. r'⌒ ' \ : ´"''" "''"´ l ・・・分かりましたか?
. | ヽ \: . .( j ) /
丿 <\ | l:: : >ー-‐'=ー-ー< /
( 、 ィ_.ノ |: : : : : : : : : : : : : : : : : イ\
/ \ /´ l: : : : :``ー- -‐'"´ \
\ `\ `ー{, -―`. : : . : : . \
\ ` ー `ー ´
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i! / L ___
i! / /L __ /
zー―――=ミト、 i! / / //
> ´  ̄ ̄ ̄ ` <⌒V∠、⌒ヽ 〃
ニ=-≦ , ⌒>―=ミ ー 、ヽ ハ {{__
´ / } } }ヽ`V
/ 、 〃/ / ハ
/ | / / }
__ . イ イ }? イ / 乂
/ __ x≦ ! メ、 _ムイ }
イ ´ ,. ィ斥ミ、}/ / ィ斥ミ` ヽ | ・・・はい・・・
/ / {′弋ン `ン / 弋ン }イ ト、\
/ ./ とつ- / / 、 ー⊂ぅハ|| \ ヽ ワカリマシタ・・・
/ / / / / , 冫 イ ノ ' | ヽ }
./ / ー=ニ´_ イ ノイ / ! 乂ノ
l / /ー 、 ( 二ニニマ / レ 八
_ |′´ ハ ヽ、 / 人〈
l lト、 ヽ | > _.. イ // ヽ
!i ! '. `ト==彡 トミ==イ ノWVVーw、
ト从从 } !ー―=ミ、? {´ | | |\
八 } | /::/^ヽ | | | ヽ
| /}l! ヽ、 /::/、 _\ i i ′ ハ
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そう言ってヴィースラーは帰っていく・・・ シュタージの恐ろしさが一瞬で分かる怖いシーンだお!
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34 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:40:47 ID:H3SJZcwc [22/54]
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次の日 部屋でドライマンの誕生日パーティーが開催されるから、クリスタと一緒に準備をするんだお
でもその様子をドライマンの部屋の上の階の屋根裏部屋から、すでにヴィースラーが盗聴しているんだお・・・
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/ ヽ
__/__ ヽ
,.<´.:.i;:.:-=:.≧‐-..._
. /:.:.:.;:.':´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.ヽ>.、
/:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾヽ
i:.:.:/:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.ヽ:.ヽ
|:.:.i:.:.:.:.::.:.:.:i:.:.V:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.ハ:ヘ
|:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.ト:.:.ヽ:.:.:.:.:..上_i:.:.:i:.:i:リ
|:.:.i:.:.:.:.:.:i:.:.!.ヽイヽ:.i:.:/._iハ:.:Ⅳ そうだ!
. |:.: V:.:.:.:.i イ. _ i:〃゙` レ'
|:.:.:.:.:ト ∧ 〃"´ , ハ _ パーティーにはネクタイを締めてくれるっていう約束、忘れないでよ?
. |:.:.:.:.::.ー ,ヽ 、_ァ イ:./77
. |:.:.:.:.:.://. > __/:. ///ハ おめでとう、プレゼントとして買ってきてあげたわ
弋:.:.:/ \. /、 \:! ' i |
>' \- 、 'V .| i
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
/: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|: : r 、 : : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ | :/ |:.:(ヽ、`\:|.: : : | V もう締めたくはないんだけどな・・・
< : 」_: : / _ _|/ レ. \ \ \ : |
<:: |. 小{ `゙'''''' ‐-\ \ \_ ネクタイは中産階級のしがらみの象徴だぞ?
厶ヘ ハ U 、 r--‐-、 >、 `ヽ
\_! ' ` ‐-、 `` `、
_, r´:/ : :| ヽ r‐--っ /\ `、
_, r ´:.:.:.:./:.:.:.:.::| | \  ̄ /ヽ :`ヽ ヽ
_, r'´:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:| \ ヽ _ , ィ ´ |::.:.:ヽ: : `、 `、
_, r ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.| >-、ー_'/ !::.:.:.:.:ヽ: : ` 、 __ ___i__
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/{_{ _ノ ヽ__\
|,へ\(●) (● |
||∩|ノ) (__人__) | ・・・・・・
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( γ / ゝ >
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35 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:42:46 ID:H3SJZcwc [23/54]
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そしてパーティーが開催されるんだけど、会場にはヘムプフ大臣によって干されている問題の演出家、イェルスカがいたんだお
でもイェルスカは誰とも話をせず、黙々とブレヒトの本を読んでいる ドライマンが話しかけると、楽譜をプレゼントするんだお
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_,,,..-.ー.─.-.-....、._
二ヽ,,..::"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:..、
/::::::::``:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::ヾ:::::\:::::::::',
/:::::::::::::::i:::::i!::::::::::::::::ヾ:::::,,∠,、_:::::\::::\:::::',
i::::::::::::::::!:::::i i:::::::::l::::::::イ\\\:::::::::\:::\::', 読書ですか・・・
l:::::::i::::::::!::::i,,ゞ;::::::::i:::::::::l >≧r、\::::::ヾ\_::>
l::::::i!:::i::::l;/i ._,,\::::!、::::::l 辻ヾ〉 \:::ヾ)::::> せっかくお越しになったら、もっと楽しんだらどうです?
i:::::ハ::::|::::l:::i〈`(ヘ\! \:', ゞ-′ ラ∨/"´
l:::i l:::|::::lヾ、 弋i;) ヽ \ ┌::ソノ
∨ l::::l::::l:::\ " ヘ::::/
\|\!\ ′ ∨
ヾ ヾ 、 ー ´ , ゝ、
` 、 , ′ / \_
` ー < /´ /::::: ̄`ー-
_ノ´∧_∧ /::::::::::::::::::::::
:::::´ ̄/ /〈::ヾ∧ /:::::::::::::::::::::
:::::::/ / ノ::::〈 ヽ /::::::::::::::::::::
,.- ───‐- 、
,r'´ ヽ
/:::、 `、
l;;::::::ヽ .i l
/;;;;::::::/ .:} |
!;;:::;;:;;:! ′ _,,,,,_ j
リ^ヾ! . ''"´ ̄`` ‐==-〉
{ い ゞ ,rェテン;:. 斤ュ,, / やぁ、ドライマン・・・ ここにいると詐欺師になった気分でね・・・
_lハ i '~´ ト,、`` !
/.:1::u '、 ,;: j! ,! それと誕生日プレゼントだ おめでとう・・・
_/.:::::| 1 ; ,r''"´`ー-'; /
,、‐'´1 .:.:.:::! ゙、 / `ー---' ! ,!′
_,,.、-‐''"´ .:.:.::::| .:.:.::`、 \ ´ ̄ ,/ヽ、
.:.:.::::::::::l.:.:.:.::::::::.\ ヽ、 _ _,.イ `ヽ `丶、
.:.:.::::::::::l.:.::.:.:.::::::::::ヽ ノ/1 /.:.:.::::| `ー、、
゙、 .:.:.:.:::::|.:.:::::::::,r‐r‐ミ、 /.::l /^i::! ヽ
', .:.:.::l .:.:.::/ .:.::l::o::| レ1::.: :リ i ,ハ
i .:::!:::::/ .:.:::|::.:.:| Hj.:.:.: | / i
アルベルト・イェルスカ(フォルクマー・クライネルト)
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36 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:44:41 ID:H3SJZcwc [24/54]
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すると会場から喧嘩をする声が聞こえてくる・・・ ドライマンの友人の作家のパウルと、シュバルバーが喧嘩をしていたんだお!
実はシュバルバーは国家に理想的なことしか描いてなくて、パウルは「シュタージの手先なんだろ!」と絡んでいたんだお
ドライマンがその喧嘩を止めるんだけど、パウルは怒って帰ってしまうんだお・・・
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,..≠ー--.-.-.-‐=ー-ミ
,イ,才".:.:.:.:.-=ー.:.:.:_.:.:.:.`:.<`:.....,___,
. /.:.:.,.:彳三二ニ=-ー-ミ.:.:.:.:.:.:.:`:.ー=≦_,
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-‐=≠_,.:.:.:.:.:.:.:ー-ミー-_,
. /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ィ.:..:.:.:._三二ニ=ミ.:.:.:.:.<-‐≦才
{.:.:.:.:.:.:ハ:./ハ{ ̄. : : : : : : : : \{⌒^二ニ≠
乂_:N:{. イ: : : : : : : : : ≠、: : : : :!三二≠ 今イェルスカがあんな風になってしまったのも
{:乂 :_ _/^\: : /⌒ヾ/∧_{
' : /_,斧ィ, ^ヾ7 .{ 〉ニニ{ 政府のせいだと分かっているのか!?
Vv ^だ^ ', 7 {-ニニ-}
/ : .,_` '. {ゝ刈八从__ 国家に背かない内容しか描かないと言うのなら、君とは縁を切る!
ー-t ,..=ー ; }i{ >'"/{
ゝ / > ´ イ. } ・・・行動する気になったら、連絡してくれ・・・
人_,..イ≫"_三ニ=-ュ ,
} ◎二ニ=イ ハーュ,
/_,.. -‐ , 二三__7
__f´ー== / {
_} _,.. -‐=ミ ー- ⌒7
{/∧ / ` < {
パウル・ハウザー(ハンス=ウーヴェ・バウアー)
,..::.--.:.:.…..‐-.、 ,
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:≧≠-‐‐,
, ':.::.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.i
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
_,/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..;.':.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:リ
ォi:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:;i:.:.:.:.:.:.i:.:i
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:./:.:.: /:.:l.i.:.:.:.:./V
V:.:.:.:.:.:.:i:/ i :.:.:.:/ i:.:./:./:.:!.:.:.イ
V:.:.:.:.:.:.:ヽi:.:.: / i:./l/l/i.く´
人/ヘ ̄´ i:./ .i;' _〉 ・・・・・・
/::::::::::ヽ \ ' \ /
/::::::::::::::::::::ヽ. \_, -'´ ` ー'
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/::´:::::::::::::`:::.、:::::::::ヽ/ ̄}
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37 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:47:04 ID:H3SJZcwc [25/54]
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そして誕生日パーティーが終わった後、ドライマンとクリスタはもらったプレゼントを調べるんだお
そしてイェルスカからもらったプレゼントの楽譜は、「善き人のためのソナタ」っていうタイトルだったんだお
その後に、ドライマンとクリスタはセックスをし始める でもその内容を、もちろんヴィースラーは盗聴しているんだお・・・
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. -―- 、
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,′ ......-‐ァ‐i‐-.....
,..:´:.:.:./:.:.:.:.:.`:.:.:、:.>..
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{/ Ⅵ:i:.ヽ:;ィ=ミ、 ヽ//_._/イ:/: :.,ィツ
ⅥⅥ:{/// ' ´ ̄ヽ<,ィ彡∧!
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/:.:.:.:.:.:.:.:.:.{,>.、 `一'゙ ..イ:./イ: :/:.:.:.:i.i
r.、.ィ=.、__\ゝ} >.≦ {: :__/ィ〈_rt_:.:リ
.ノ{´/:::::f / ` 、 /´ ヽ }:::::Y }、
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
/ ̄ ̄ ̄\
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/ ─ ─ ヽ (深夜、二人は情事を始める・・・ と)
| (●) (●) |
\ (__人__) __,/
/ ` ⌒´ \
_/((┃))______i | キュッキュッ キュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/ /_________ヽ.. \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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38 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:49:06 ID:H3SJZcwc [26/54]
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次の日 ヴィースラーがグルビッツと昼食をとっていると、クリスタがアパートの部屋に戻っている時に乗せてもらっている車が
ヘムプフ大臣の車だと教えてくれるんだお ヴィースラーは「大臣が反体制派の人間と関係があるのなら
大臣も監視しなければならない」と考えるんだけど、グルビッツは「大臣の盗聴はできない、協力的に任務をやれ」と言うんだお
実はグルビッツは自分の昇進のことしか頭にない俗物的な人物で、大臣に好まれて出世しようと考えているんだお・・・
だから「大臣に関することは一切関わるな」と、ヴィースラーに命令する それに対してヴィースラーは・・・
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.―――― ,
/ \
| |
| |
| ゝ,_,ノ ゝ,.__ノ| 我々は中央委員会のメンバーに好かれるように
| (● ) (● )|
} ( 人 ) 手伝いをしなければならない・・・
_ノ ゝ `ー ´ `ー´
ノ.:`.:,' ヽ ´ ` / それが俺の出世にどういう意味を持っているか分かるだろう?
.<\.:.:.:.:` _ ゝ ,___, 'ヽ、
,_<.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.:.:.:/{( ノ ハ.:.:`ー、 協力するんだヴィースラー・・・
/.:.:.:.:.:.:.:メ.:.:.:.:.:.:.:.\/ ゝ >.:.:──── 、__,_,
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ /ヽ _______ \ヽ,、
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ; ` 、.:.:.:.:.:/ヽ.:.:.:.:ヽ´ __\ ヘ | '.'.
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:/.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:> `ヽ ノ `{ i ii
____
/ \
/ ─ ─ \ ・・・だから党に入ったのかお?
/ (●) (●) \
| (__人__) | 「我らは党の楯と剣」・・・
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ グルビッツ、お前は入党の誓いを憶えているかお?
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
.
39 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:51:20 ID:H3SJZcwc [27/54]
―――――‐
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/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,, \
,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, ヽ
,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, |
,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, |
,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, .|
,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |
,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: ', ・・・・・・俺が党に入った理由は有力者に取り入れるためだ
',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::: ./
',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_____ノ ⊥ しー< そんなもの、とっくの昔に忘れたさ・・・
',,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;( ● ,) (● )-<_
//',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::: 、 |//////>.
fニニニ/;;',,;;;;;;;;;;;;T;;;;;;;;;;;;::::: | ,/////////|/>.
>/lニニニ|;;;;ヽ、;;;;;;;;\____ノ ー‐''|ニ、//////,|////>.
><///,l二ニニ!,',;;;;;ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ー‐‐ r'゙ lニニ、//////|//////
><///////,l二ニニ|,,,',;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::: ,,' lニニニ>、_////|,////
,,><///////////,lニニニニ,|,', ヽ、;;;;;;ヘ、_____ノ ,',ニニニニ,l////l///
////////////////l二ニニニ| ', ><,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lノ>-、 ,∨ニニニ'/////,|
__
,,.-´  ̄`ヽ
/ __ノ `ー \
/ ( ●) ( ●)ヽ
| (__人__) | ・・・・・・ そうかお・・・
/.| |\
/ / ̄'‐、 / \
/ / .7 ───一′ ヽ .\
\ ∧ __ノ ∧ .∧ | ./
/´ `ー'〉 .i .l ..| / /丶
./ / ヽ / | / / \
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40 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/15(土) 21:51:28 ID:.dTFH4hY [2/3]
上層部による国家組織の私物化は社会主義、共産主義体制の欠点だな。
権力の有無は資本主義や社会主義の違いとは関係ないからなあ
41 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:55:28 ID:H3SJZcwc [28/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そしてある日の夜 クリスタが帰っていると、ヘムプフ大臣の車がやって来るんだお・・・
そしてクリスタを車に乗るように脅して、車に乗ったクリスタにキスをしようとする!
大臣がクリスタを毎日送り届けていたのは、クリスタを自分のものにしようとしていたからなんだお・・・
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/_/_,,,,,_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
_,〈;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:; \:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
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.,三> ,r-‐-、 :;ヽ;:;:;\:;:;:;:;:;:;:;:;:|
、/゛:. : :"~゛"´ヽ :ィ三\;:;:;\:;:;:;:;:;:|
ィ。ヽノ ::,ィ。ヽ‐、..:. ヽ ゞ三:::::\:;:\:;:;:;|
ノ~''´ 'ヽ=彡 |:ミミミヽ \:;:\|
/( 、.. リ:ミミミ ミ \__〉 悪いようにはしない・・・ 心配せんでよいぞ・・・
{ i'゛¨‐-'` 、 (//) .lリ:::ヾ´ ̄ヾ;; 彡
、.ェェ、,,_ ヽ . : :::: .: :|リ::ノ、ヽ ) ノ彳 嫌なら嫌と言ってみろ・・・
iLLLLェェeイヽ '' リ彡`‐´/从'゙
!、 ,,r‐ー‐) | : : :::::!ツヽ-‐""彡シ 逆らったらどうなるか・・・ 分かっているな?
l、(_,,../ /:: : :: ::::::::::::::::/"´彡
!''‐-‐''´ ノ: :: : :: ::::::.r''´;;;;-''
i -‐' .: : :-‐''",,,..//´/::ヽ.
`‐ ..,,_,,,..r'''"´// ヽー-、
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ノ ヽ ∠...ィ::::::::::::::::::::::::::\ ヽ、
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. i:./.i.:.i:.:.i:._:厶イ.:i:.:.:;..:.ト廴_.:/ .:.:.:リ;x彡! ・・・・・・
. レ ⅥⅥ.l:.:.伝ハヽ/:::伝ハ::/ ̄ ̄\:∧
Ⅵ: と:ソ:::::::::::弋:つ ヽ∧
レ∧ ' i/⌒丶 \ヽ
i.:.:.:\ ⌒ u ∧ \ \:.、
i.:.:.:.:.:.:>‐-、 | \ `ー┐
i:.:i .:.:.:.:.:.:.:./\i | ∨ / /\
Ⅵi:.::.:.:./ | |∠二ニ=-‐ヘ、
Ⅵ:Y´ |/ ├―‐---‐く⌒ヽ''
ヽ:{ u / |
∧ { / | ... |/
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42 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:57:55 ID:H3SJZcwc [29/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その後 ヴィースラーが上の階でドライマンの部屋の間取りをチョークで書いていると、大臣の車が到着する・・・
クリスタが大臣の車に乗せてもらってると分かったヴィースラーは、「きっと酷い事をされているのだろう」と考えて
強制的に電流を繋げたスイッチからドライマンの部屋のベルを鳴らして、ドライマンを外へ向かわせるんだお
するとそこには服装の乱れたクリスタと大臣の車・・・ ドライマンはこれを見てショックを受けるんだお・・・
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. |:.:.:.:.:i..l:.:.:.l:.:.:.:.:.:l´:.:.:l .,r===ュ、:.:.:.::V /, ' l:::::::::::::::リ .l: :./ l:.:.:.:.:.l:.:
. |:.:.:.:.i .l:.:.:.:l:.:.:.:.:.::',:.:.:l〃.fr':::::::::l.':.、:.:ヽ、 ' 匕:::::::ソ .l:./ .l:.:.:.:.:/ヽ
. |:.:.:.:l .l:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:'、 ', V::::::::リ `' ヽ ` ̄ ̄´ / .l:.:.:./ }
',:.:.:l ',:.:.:i.',:.:.:.:.:.:.:.:i'、',. 弋:少' i:.:./ ノ.r
V:.i ',:.:.',.'.、:.:.:.:.:.:.:i. " /イ _ノ
'、:i. '、:ヘ \:.:.:.:.:i く /ー‐:':´ (大臣):来週木曜、メトロポールで待っているよ
. ` .' 、'、 ト:.ヘ /:.:.:.:.:.:.:.: よし、出せ・・・>
`'`、 .|/:.:.:ヽ ´ ` /|:.i:.:.:i:.:.:.:
/:.:.:.:.:.:.> < |:.:i:.:.:i:.:.:.
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:> < .|:.:.i:.:.:i:.:.:
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::! ';:::::i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ヘ|::::::::::::::::::::::::::! ';:::l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::://IIj:|:::::::::::::::::ト::::/ !:!
::::::::::{:/:::::::::/::::::/ !::/ ヽ |;ij |::::/レ:::::/ |/ リ
:::::::::::i:::::::::/ |:::/ i/ ヽ7 |:∧ |:/ ′
:::::::::::::::::::/ |/ ゙ ヽソ
:::::::::::::::::∧ \ クリスタ・・・ 嘘だろ・・・?
:::::::∧:::/ `ー .u /
:::::/ ∨ (  ̄ 7 /
/ヘ  ̄ , '
\ \ _ /
\ \ / ` ー - ′
\ \__ /
 ̄\ \
.
43 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 21:59:17 ID:H3SJZcwc [30/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリスタが部屋に戻ると、すぐにお風呂に入って体を洗うんだけど泣き崩れてしまう・・・
そしてベットで横になると、ドライマンに「何も聞かずに抱きしめて・・・」とお願いするんだお・・・
ドライマンは、そのままクリスタをギュッと抱きしめてあげるんだお
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,...:-――-.、
/::::::::::::::::::::::::::::ヽ、,.ィ≠x、
ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ケ::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::i:::::::i
マ:::/::::::::::/:/::/i:::/i:::::::|
V:::::::::::;ァ7;::.:´ ̄`::..、;:/
}:::::::::ノ.'⌒:.:`.:.:、,:.:.:.:.:ヽ
,ノ='/.:.:.:.;、:.ヽ:.:.:.:.ヽ:,;ツ'.ヽ
,..':::::::::::{;,i:.:.:.:ハ:、:.:ヽ:.:i:.:i:.:.:.:.:.:.、
/::::::::::::::::::`:ヽ;斗 Vli:ir、リ:.:.:.:.:.:弋
/::::::::::::::::::/⌒ヽxァ i:iヽi:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. /::::::::::::::::::/::::::::::::::::i, リ ヽ:.:.:.:.::.:.:.:.:}
/::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::ゝ‐ヽ'´ ゝ:.:.:.:.:.::;
|:::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::ヽく,ィ.:: ̄::ヽV;,;/
|:::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::ヽ }
|:::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V
{''⌒ア''ー-- .,_:::::::::::::::::::::::::::::::::: /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そしてヴィースラー 任務が終わって帰宅している時に、この一連の出来事を盗聴して
大臣の権力を使った酷さと二人が本当に愛し合っていることを知って、心に迷いが生まれるんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__
/ ` 、
, \
/ ,
, ', (「我らは党の楯と剣」・・・)
,′ }
ノ / (だが・・・ 何故私はこんなくだらない事のために任務をしているのだろう・・・)
{ /
` 、 / (それに・・・ 何故あの二人はまだ愛し合っているのだろう・・・)
≧=- __ イ
/_____ ノ',
/\ ',
/ ',
/ } }
/ , }
.
44 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:01:57 ID:H3SJZcwc [31/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
するとヴィースラーは、人恋しくなったのか自分の部屋に娼婦を呼んでセックスをするんだお
そしてヤった後、ヴィースラーは「まだ一緒にいてほしい」と言う
今まで何にも興味が無いような人間が、いきなり急に人肌が恋しくなってしまうんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__
_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、
./ U \
, ' ___ __ .ヽ
./ ( ● .) ( ● ) '.,
/ u .  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ '., あの・・・
. .,' .l
l U. ( 人 .) .l もう少し・・・ 一緒にいてくれないかお?
.'., `.┬‐ ´ ` ┬ ´ .,'
. ' ,  ̄ ̄ ̄ ̄ /
ゝ、 /
/` ー――――― ‐=''' く
/ \
/ ヽ
-―ァ―--ミ
∠ ___ `ヽ
/ / `ヽ \
/ , \ 、
/ / | | | 、 、 ヽ
/ / !{: | | l !l } }:l }、
/ l 从 | .」:|__」_从ノ 从 jハ
イハ ! j,ィ个:ト、 | 从j人`メ、 / }/ ヽ
ごめんなさい・・・ . .( 〃 ∧」 ,ィf爪心.\jノィfテ心、/ / }ノ
〉{:{/ :Y´八弋ツ 弋ツノ / / / /{
30分後に次のお客様が待ってるの・・・. .{/ ゞミ、{ ( ト、.::.. , .:::::. 厶イ .イ /,ヽ / 〉
( 八 \ メ、 ヽ ___ { / ノ { { Y´ `ヽ
次は長めに予約してほしいわ .}' \ \}ーく  ̄ 人(._/ ,ノ:リ }__彡く
(_.γ´  ̄`¨ 7ノ.≧ー .´ .| :) ./._,.. -`厂__ノ
,' `ヽン 乂__γ´ ヽ. '
_⊥ --
. ´ ヽ. -‐ ‐- }
. ' , ´ `ヽ ,'
,' / ‘,
.
45 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:03:16 ID:H3SJZcwc [32/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
更に次の日 ヴィースラーはドライマンの部屋に忍び込んで、ブレヒトの本を持っていくんだお
そして自分の家に帰ってその本を読むと、ヴィースラーはその本に没頭して読んでしまう!
ヴィースラーは、自分が今まで弾圧してきたものをドンドン、ドンドン好きになってしまうんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
. /::::/::::::::/::::::: /:::: /::i::::::::::∨::::::\:::: \
/::::::/:::::::::::/::::::::; イ:::::::::/:::::ト;::::::::::∨:::::::∧:::::∧
. /::::::/:::::::::::/::::::::/ |:::::::/::::::::! \:::::∧ :::::: ∧:::::∧
'::::::/:::::::::::/i:::::::/⌒゙i::::::ハ::::::::| ̄`∨::∧:::::::::∧:::::::i
i::::/:::::::::::/:::l::::/ __,,,Ⅳ| Ⅵ::i ィt=∨::::i:: ∨::∧::: !
|:/i::::::::::/::::::l:::l ん:刋Ⅵ! Ⅵ! 斥圷::::iヘ:::∨::∧::!
' |:::::::/i::::::::l::l〈 比::リ \ \ 比::リ∨ ∨∨::: リ
. |::::/ l::::::/::i ゞ-′ ゞ-′ jK_∨:::> なぁクリスタ ブレヒトの本を知らないか?
. |:/ l:::/小 く:. {__j ∨::::>
′ !/ ! j___ソ\!´ 確かここに置いたんだけどな・・・
'、 r _, //
\ /!
` 、 / .:.:| (クリスタ):さぁ?知らないわよ?>
\__ .. ´ ..:.:|
| ...:.:.:_jー 、
__j __ .. - ´ ヽュ、、
ノ ハ_/ /:i:i:i:i:iヽ、、
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
____
/ \
/ ─ ─\ 『9月のブルームーンの夜 スモモの木陰で 青ざめた恋人を抱きしめる』
/ .u (●) (●) \
| (__人__) | 『彼女は美しい夢だ 真夏の青空 雲が浮かんでる』
\ |\ / /|
/ /⌒ノ \/ ( ) 『天の高みにある白い雲 見上げると もうそこにはなかった・・・』
| / / | |
.
46 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:04:44 ID:H3SJZcwc [33/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そんなある日 ヴィースラーが部屋の盗聴を行っていると、ドライマンに一本の電話が掛かってくるんだお
「演出家のイェルスカが自殺してしまった・・・」 ドライマンは絶句するんだお・・・
するとドライマンはピアノの前に座って、イェルスカから貰った「善き人のためのソナタ」の楽譜を置いて、ピアノを奏でる
そしてヴィースラーはこの音楽を聴き、激しく心を揺さぶられて涙をツー・・・と流すんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/:::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::| ヽ.......:::::::::::/ |::::::::::::::::/. \
|二二|二|二二二二|┴── ,. ‐'´ ..:::::::::::::::.丶、─┴─|二二|二二二|二二| レーニンはベートーヴェンの「熱情」を批判した
Y | | | ノ .:::::::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ | | | |
l .| | |=i=i=i (::::::::/l::::::::::::::::::::::::l\:::::)i=i=i=i=i= | | | これを聴くと革命は達成できないと・・・
| .| | |二二二 ̄ l::::::::::::::::::::::::l二 ̄二二二二l___|__|
| ̄ .| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(:::::::::::::::::::::::) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ この曲を例え一度でも、本気で聴いた人間なら
| ̄| ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二二二二二二二二| ̄ ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄|
| | | | | | |::::::::| |:::::::| | | | || | | | きっと悪人にはなれない
| | | | | | |::::::::| |:::::::| | | (_|_) .| | |
| | | | | | |::::::::| |:::::::| | | | | |
(_(__)_) |_| (:::::::) (::::: ) |_| |_|__)
・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━・・・━
_>-――-、_
__〃 / ̄ ̄ ̄\ミ:\
/ //─ ─ / / / ト、
|/ (○) (○) |:.!{ !∪〉} <♪~
| (__人__) ゚o∧丶=ノ /
\ ⊂ ヽ∩ 个==く
| | '、_ \ / )
| |__\ “ /
\ ___\_/
.
47 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:06:23 ID:H3SJZcwc [34/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして木曜日・・・ クリスタが出掛けるって言った時にドライマンは呼び止める! あんな男に媚びるなと訴えるんだお!
さらにクリスタが自分の演技に実力がないと思ってることも・・・ でもクリスタはそれを振り切って、出て行ってしまう!
その後二人はどうなるんだ!?って所で、盗聴の交代が来てしまう! ヴィースラーは気になって仕方なくなってしまうんだお
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
::::::/:::::::::::://:::::::::::::://::::::/::::/:::::i:::::::::i::::::::::::::::l:::::::::::|
/::::::::::::::::/::::::::::::::::/´:::::::::/::/::::::::::::l:::::::::l:::::::::::::::::!::::::::::l
::::::::/´i::/::::::::::::/::::::,,,、,/:::::::\,,∧:::::l::::::::,'::::::::::::::::ノ:::::::::;!
:::::/ ::::!/:://:::::::::/ /::::::::::/´ ∨/::::i:::::/::::::::::::::::/i:::::::::/
:::::`::::::/ ./::::::/ /::::/," ̄ゞ"メ:::::::!::/::::::::::::::::/ l:::::/
:::// /::/ // /;)/:::ヘ::/::::::ハ::::::/ l:::/
//'., ' , ∨ / 、/ソ/:::::/)ノ:::/ /::::/ i:/
/ ゝ /::/i //:::/ /:/ / 僕は君がどこに行くのか知っている・・・
ヘ /´ ',///´
'、 行かないでくれ・・・
__ _ゝ
、 ヽ、_ゝ / ´ 君が抱えていることを僕はなんでも知っている!
;;', /` 、 , ′
;;;;', / `` 、 , " 頼む、あんな男に媚びないでくれ!
;;;;;ヾi `´
;;;;;\\
;;;;;;;;;;;\\
;;;;;;;;;;;;;;∧ \
. / .,.<:.:.:.:;:.:<:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽヽ:.\
/:>イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:ヽヽ:.ヽ
,:':/,.:.´/ .:.:.:.:.:.:.: /:.:.:.:.::.:.:.:.:i:.:.:i:∧:.:ヽヽ∧
/' /:.:.:;:':.:.:.:.:.:.:.:/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:i:.:∧:.:.:∧:ハ
. / ./:.:./:.:.:.:/:.:.: /: /i:.:.i:.:.:.:.:.:.:.::/i.:.:Ⅳ:.:i:.:.:.:.:.i:.:i
. i:.:/i:.:.:.:.i:.:.:.:/i:.:i _i;:斗:.:.:.:.メ廴_/ .i:.:.i:.:.:.:.:.:i:.|
. |/ i:.:.:.:.:i .:.,.ィ≦´ .V:.:.:.:/ /:/.≧トxV:.:.:.:i:.| 媚びる必要が無い・・・? お偉いさんにも、この社会にも?
{:.:.:.:.:i:.:.:.{ ,ィチ示ヾ:./ / 示ミぇ、 .i:.:.:.:i.:.|
V:.:.∧:. i/{r';;;::::} ヽ {r';;;::::}ヽi:.:.:./:.:| でも貴方は媚を売っている 逆らえば簡単に握りつぶされるから・・・
ヾ:.{ Vヘ.とz少 弋zつ ./:./!:.:.|
i:.:.ゝハゞ. ' /_ イ:.:.:.| ごめんなさい・・・ 私はイェルスカのような最後は迎えたくないの!
i:.:/:.:.:.:.ヽ. ― ,.'´:.:.:i:.:.:.:.!
/:/:.:.:.:.:.:.:.:.ゝ .イ:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.i
/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i 、 _,. イ:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.i
i:/!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..>j .i、,::.:i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.}
.
48 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:08:38 ID:H3SJZcwc [35/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
任務が終わった後、ヴィースラーがためらいながら帰りにバーによって、酒を飲んで忘れようとするんだお
するとなんとそのバーに、クリスタが入って来る! クリスタも何もかも忘れたいからか、大臣に会う前に酒を飲みに来ていたんだお
するとヴィースラーは、意を決してクリスタに接触するんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/ \
/ \
/ -一' ゙ー- \
/ / ,==、ヽ /´,=、ヽ \ あの・・・ クリスタ=マリア・ジーラントさんですよね・・・?
/ u ( (:::::::::i l l i::::::::) ) \
| . ヽ_ `ー´ノ ヽ`ー´_ノ | 演劇を観ました・・・ 僕は貴方の大ファンなんですお
| ''"⌒'( . i )'⌒"' u |
\ ` ┬─'^ー┬' / あの時の貴方はとても輝いていたお・・・
\ ヽ、::::::::::ノ _/
∨、 {{`ヽ. ̄ ̄ ̄_. イ.ー' {_
_,,-,∨、}} {ト,;;;;;;;;;/ } ./ゞ〈::ヽ
_,..-.:" ヾ、..:.:ゝ\。 | l.| |。〃、く.:.:.:}`::..、,,_
_,..-.:" ヽ.:.:.:}}`| .|.i | ´/ /.:.:リ . `i:ー.,
,´ー-、: ':.:´ヽ .| l | //.:.:.:.:/ :i:::::::',
/:.:.:.:.: :i:.:: :.:.:.:.:/i: :.:.i:.:.:. :.:i. i:.: ::i:.: i:.: `;::. `,
i.::.:i:.:.:. :.:i:.:.:. :.:.::./ .i:.:. :.:.i:.:.:.:. :.:i:. :.i:.:. :i:.:.::. i.:.: i:.:.:.: .`,
i:.:.i:.:.:.: .:.:.i:.:.:.:.:.:.:.i i:.:.:.:.:i i:.:.:.:.:.:i:.:. : :.:i:.: :i:.:.:.:: i:.:.: ヘ:.::. `,
:.:.i:.:.:.:. :.:.:i.:.:.:.:.:.:i i.:.:.::i ヽ: :i:.:.::: :.:.i:.:.:ハ:.:.:: :i:.:.:. |. i:.:. |
:.:.i.:.:.:.:.:.:::ハ.:.:.:.::| ___i;;_,:r-‐<´.:.:i::..:. :.:.i、_i__|:.:.: :i:.:.: |. i:.: .i
.:.:i.:.:.:.:.:.:.i レ‐:ヒ二-‐弋;‐i-、\:.i :__,/;;/~^|:.:. :.:i:.:.:.. i. |:../
i:.:〉;: i.:.:::| i;;;;r|==テ孑ヘヾ'、. \;;〉=ニテVi:.:. :.i.i:.:.: i |:/
:i:.iヘ:.:i:.:.::i. ´~V;|トソ::r~ソ `''、. |:.{/:::i:ソ i i:.:.:/ i:.:../ よく私を知っているのね・・・
:.:}i. {ヽ:i:.:.:i r:iト辷-'゚゙ /';r辷;;´: // ./:./
:.:ハヾヽ:i:.:.i ;;.`ヽ ; .; .'/ // でもごめんなさい・・・ もう行かないといけないわ・・・
:/:.:.`:.:`^:ト、ヽ、 :> /`,
;.:.:.:.:.:.:.::.:.:| \ -‐' / i: i
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| ` 、_ , イ.:.::i .i :i
.:.:.:.:.:.::,r'´| ` ' .、_,, r'´:::i:.:.::i:.:.:.:i ii :|
.:.:.::.:/ \ .ハ.\:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.i | i i
:./. \ \_i. \_i:.:i:.:.:.:.i .| | |
.
49 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:09:38 ID:H3SJZcwc [36/54]
ヘ
\ ヘ
\ ×
, - \ /´ ‘,
〃 γ ` < > ´', | i
{i { ● } ヽェー ,.} .}=ッ{● } i |
ヘ !、._.ノ、 ノ ト !、_ソ__,/ .i 待ってくださいお・・・
゛'''──ー / i `ヽ i
/ i ヽ ハ 今の貴方は、貴方じゃない・・・!
u { }. } /
!、 _.入.__/ /
/  ̄ ̄ ̄ ∨/////イ ./
/ }////ッ /
{ ヽ .}//// /
\ ヽ、__二ニ ー´_. イ
. , ' ´  ̄ ̄ ` ヽ.,
/ _i__
. / ,....-:.:ニ:. ̄:.>:ノィ!:.:.`:....、
/:.:.:;.:.':.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:|:.:ヽ:.:.:.:.ヽ
,..:'//:.:.:/:.:.:/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.∧
// /:.:.:/:./:.:/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.i:.:.:∧:.:.:ハ
. i/ /:.:.:/:.:.i:.:/i:./i:.:.:.:.:.:.:.:i:.:i:.:.i:.:.:.:.:i:.:.:.:.:!
i:.:.:/!:.:.:i:/ _少:.:.:.:、:.//.|:.:i:.:.:.:.:i:.:i:.:.:|
. |:./ .!:.:.i≦ i i:.:.;/ノ>之!:/i:.:.:/Ⅳ:.:.:! ・・・・・・ 本当に私のことを知ってるのね・・・
. |:i V:.i. 乍ハ.V /ォzx、>:./:.i:.:.:.:.:|
. ヽ! ヾ! ヒ:ツ |r';沁 i:/};/:.:.:.:.:| なら教えて・・・ 私は最愛の男を傷つけるような女だと思う?
/八 , ゞ:シ / ./:.:.:.:.:.∧
/:.i:.:.:\. 、 .ィ:ー':.:.:.:.:.:.:.:∧ 芸術のためなら身を売る女だと思う・・・?
/:/.|:.:.:.:.:.:.:..、 _ ,. イ L_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
{:.i |:.:.:.:/:.:.:.:こ! ゝヽ:.:.:.:.:.:.:.:i:.|
. ヾ V:.:.:i>'' / ./ / ヽ:.:.:.:..:.//
,.ィ'´ ./ヽ. / \/
/:./ / /, - ' ,..-―-ヽ
. ∧::/rェzx,.i/zュ.、 /::::::::::::::::ハ
.
50 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:10:25 ID:H3SJZcwc [37/54]
´  ̄ ̄ ̄ ̄ 、
/ \
/ _ :.
i / i
芸術なら、もう貴方は持っていますお・・・ ゞヒ● ) u. |
i´ ヽ ____i_
貴方のような芸術家はそんな取引をしてはいけない・・・! 、j、__ノ /////∧
∨//_} //,/////:::`丶
貴方は偉大な女優だお・・・! _ゝ---r―;/////////:::::::::::::\
/::::::::::::/ /////////,/:::::::::::::::::::::\
∨:::::::::::〈 !//////////.:::::::::::::::::/::::::\
\:::ィ:::} Ⅳ/////,/.:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::\
/::: i 1.∨///:::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::.
/:.:.:.:.:./:.:.:/:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:',:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.;.:':.:.;:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.ヽ
′:.:./:.:.:/:.:.:.:./:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.丶:.:.:.‘,
i:.:.:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:',、:.:.:.:.
. i:.:.:.i:.:.:,′:.:./:.:.八:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:',:.:.:.:.i ヽ:.:i
i:.:.: i:.:.:i:.:i:.:.:!:.:.斗r七キ:.:.:.:.丁ミト:.:i:.:.:.:.i Ⅵ
i:.:.:.:',:.:.!:.:!:.∧i ィチ示ヾヽ:.:.:.:示ミx :.i:.:.:.:.i i/
i:.:.:.:.:Ⅵ:.:Ⅵ ' {r';;刈 l:/{f刈 ':;':./:./ ′ ・・・ありがとう
i:.:.:.:.:. { ヾN 乂z:ソ 乂ソ ムイ:./
. i:.:.:.:.:.:.:\ヽ , ム:/ 貴方は本当に良い人ね・・・
. /:.:.:.:./:.:.:.:.: ̄:.、 イ.:i
/:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:i:. i丶 ` ´ /:.j:.:.i
,′:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.! > . _..イ:.:.:.: i:.:.:! 【そう言って、クリスタはバーを後にするんだお・・・】
i:./i:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:./^i i、:.i:.:.:.::.:i:.:.:i
レ .|:.:. i:.:.:; ' 、 弋丶:.:.:.:!:.:. !
|:.:.;:.∧ \ _ _; > .
/:::::∧ \ i jヽ
/::::::::::: ∧ \ i /::::',
/::::::::::::::::::::∧ \ ! /::::::::!
.
51 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:12:12 ID:H3SJZcwc [38/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次の日 ヴィースラーが朝に盗聴部屋に向かうと、部下が居眠りをしていて、タイプライターで書いた報告書を読むんだお
文書には、「クリスタが出て行った後、その20分後にクリスタが帰って来て、二人は激しいセックスを始めた」と書いてあるんだお!
そして「ここ数週間ドライマンはスランプ状態のようだったが、彼は新たなる戯曲を作ると発言した」と続いていたんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
___
. /´ ̄  ̄`\
./ ヽ
/ ( ο ):::::::::::( ο ) ヽ ・・・ハッ!? これは大尉!
./ u. l . ヽ_,
.| ┌ェェェェェェ┐ | ヽ(_/ 申し訳ありません・・・ ラズロ(暗号名)はもう寝てしまっていたのでつい・・・
..ヽ.. |_ェェェェェェ_;;! ./ ) (
. ヽ、 . ;;! / ..ノ (`
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\ .´⌒\
./:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ',
/ > o`ー-- } ・・・良い報告書だな
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 良くやったお・・・
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
.
52 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:13:44 ID:H3SJZcwc [39/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その後ドライマンはイェルスカの死、そしてクリスタの愛から反体制の作品を作ることになるんだお
でもヴィースラーは、もちろん盗聴でその事を聞いていた・・・ 果たしてヴィースラーはどのような行動をとるのか・・・
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
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\ /
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,ィl\ ; ィ
,....:::::'´:::;:::;  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::;::`':::::....,
/::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.
53 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:16:09 ID:H3SJZcwc [40/54]
____
/ \
/ ─ ─ \ という訳で語っていきましょう!
/ (●) (●) \
| (__人__) | まずこの映画で一番良いって思ったのが、「盗聴の物語」っていう所だと思うお
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ 更にこれが、本当に国がやってきた事だから恐ろしいんだお・・・
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
主人公が盗聴するのは、反政府の疑いのある芸術家 社会主義という国にとって、自由を謳う芸術家達の存在を政府は許そうとしない・・・
「盗聴」っていう行為ひとつだけで「芸術家」=「自由の象徴vs.社会主義」=「自由を禁じる象徴」って言うテーマまで描いているんだお!
この対立の図式が本当に良くできていて、監督の熱意が伝わってくるんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄: :|lll| \;;;;\三三三三三三三
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|lll| ヽ;;;;\三三三三三三
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|lll| :.;;;;;:}ヽ三三三三三
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|lll| Y//,Y三三三三三
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|lll| 廴_ 幺=ニ二¨ {{///}三三三三三
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|lll|i|i|i: Ⅳ ___` ≪ {{///}三三三三三
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :|lll|li|il 从 (( )) }i {{///}三三三三三
――:::―::::::┐: : : : : : : : : : : : : : |lll| ミ≡三=彡'゙ 匕彡'三三三三三
:::::::::::::::::::::::::│: : : : : : : : : : : : : : |lll| \ /三三三三三三三
:::::::::::::::::::::::::│: : : : : : : : : : : : : : |lll| ヽ /三三三三三三三三
:::::::::::::::::::::::::│: : : : : : : : : : : : : : |lll| } /\三三三三三三三
:::::::::::::::::::::::::│: : : : : : : : : : : : : : |lll|人 ノ \三三三三三三
:::::::::::::::::::::::::│: : : : : : : : : : : : : : |lll|_ ≧‐=≦ \三三三三三
:::::::::::::::::::::::::│: : : : : : : : : : : : : : |lll| ヽ三三三三
:::::::::::::::::::::::::│: : : : : : : : : : : : : : |lll| l三三三三
.
54 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:18:41 ID:H3SJZcwc [41/54]
___
/_ノ ヽ\
/ (○) (○) \
/ u (__人__) \ そしてシュタージのやっている事が狂っているほどに恐ろしい!
| |i!i!i!i!| u |
\ u |;;;;;;;;;| / ヴィースラーが囚人を追い込んでいく所、ドライマンの部屋の間取りを書いている所
/ `⌒´ \
(<<<) (>>>) 終盤のドライマンの盗聴記録の多さとか、ドン引きするほど怖いんだお!
|、 i、 ,i /
ヽ_/ ヽ__/
| |
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ / どうしてここまで描けたのかっていうと、「監督がしっかりと調べ上げているから」!
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| | 監督はこの映画で4年間もかけて、シュタージに関することをしっかりと調べ上げている!
\ ` ー'´ /
/ \ しっかりとリアリティを追及しているからこそ、嘘っぽくないし面白いんだお!
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
.
55 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:20:12 ID:H3SJZcwc [42/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
他にも怖かったのが、ヴィースラーとグルビッツの目の前で、学生が反政府的なジョークを途中まで言ってしまうシーン!
あそこで「あぁ!言っちゃった!やっちゃった!」っていう所が本当に怖かったし、なによりそれをグルビッツが「最後まで聞きたい」って言って
全部言わせるんだお・・・ そしてそれを聞き終わると「お前はもうダメだな・・・ っていうのは冗談だよ!」と言ってグルビッツは笑う・・・
こういうねちっこくて、いやらしい所がリアルで怖いんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
‐――――‐‐ 、
/ \
/ \
. / ヽ
/ i
| 二二二二 三 二二二二 i
| ― ― ― == ― ― ― ‐ | 言われなくても自分がどうなるか分かっているな?
l ___ ノ ^ー―- |
l / ヾ≧=≦Y ヽ l 党を馬鹿にするなど許しがたいことだ・・・
! | {:::::::} | }llllllll{ | {::::::} | l
l. ヽ , 彡!!!!!!ゞミ、 / ' 大臣に報告しなければな・・・
', / | ヽ /
ヽ ゝ _ /\ _ ノ /
ヽ ` ー―― ´ ∧__
\ / / 〉::`丶、
/\ / / /::::::::::::::丶、
/:::::l ー――‐ ´ / /:::::::::::::::::::::::`丶 _
-‐::::::::::::::l / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/} /}/i:i:i:i:i:/ '. }∧ /|. ∧ .|
/|. /: |/}/ }/i:i:i:i:i:i㌣ ,zzzzュ、 '. }/ .j/ ∨ |
. }/ i|/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:㌣ - ミ 、 ./ l ∧{
:i:i:i:i:7⌒寸i:i:i:i:i7 _zzzzzz≧:::≧ュ、 _,/ {ヘ{
. i:i:i:i7 / ヽ 寸:Ⅳ ` o` <::::::ミjj/ {_ィzzzzz
. i:i:i:i{ / ∧.}Ⅳ _`≧=- 彡ー 'にこ7_≦ュ ./
i:i:i∧ .}i:} l \ ヾ ___ {、_ ゚ _
. ∧i:i∧ }7 J ゚. / ∨壬 { そ・・・そんな・・・ も、申し訳ありません!
. ∧i:i∧ = l / ∨ i!
∧i:i∧ |/ ∨ ′ どうかお許しを!
. ∨ ー┐ u _ ― 〉 ./
. | | / ,
. | |. / , .ー― /
i! ゚. />. ― -〔 ./
i! ゚.. ′ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /
.
56 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:21:27 ID:H3SJZcwc [43/54]
___
, ` 、
,. ' \
/ ヽ
i ..l
i ,_ .ー‐ =一 . ! ・・・フッフッフッ・・・ というのは冗談だよ!
i _ノ _ ≦=tzン=' ...l
.l ' _ニィチフ ニ ..l 私ならもっと面白いジョークを知っているぞ?
l  ̄ i ヽ ..l
.l l 人 _ノ l 「ホーネッカーと電話の共通点は何だ? 正解は話が通じないから切れ」だ!
.! ー==―' /
:、 '. ー‐ ' .:/ l ハッハッハッ!
、:. :. :/ .l
lヽ. :.. :: : :.. :./ . lへ、
/ l ー―‐' l ヘ`ゝ、
__/ :::l 、 . . . . t、/ ヽ 、
人 ::l : .: .:: / i: }:::ヽ._
/::/ _:::l : : : :.:: / , 、 `ヽ.:::::::::::::::::::::::::...
ー':::::::::::::/ /:::l ヘ_ _ :, : _ _ :/. /l::::ヽ l::::::::::::::::::::::::::
/ ヽ
_/ \
`ア | 从rイi ! ∧│ 八⌒
/イ | i 从从/ 从人从 j从从 | \
| i从从/ 从从 ト{⌒
| 从 _ヽ / _ 从{ ハ{
从ハ从 〉 _,.,-=ニ三アミ {∠三ニ=- .,_〈/,从{
从,// __彡' } `≧.,_ ∨,|
r=ミ 弋 fij 冫 | く fij ア |=ミ
| ヽi! `¨¨¨¨´ ! `¨¨¨´ jハ}
| {小 U 小 j}
\`ハ u. ハ/ /
\ ` ´ ん / ハ・・・ハハッ・・・
i r 厂
弋ニ二二二二二不 /
'. Ⅵ//////////Ⅳ /
ト、 ゞニニニニニ彡' イ
| \ ー一 / |
|l \ / │
r==| `¨¨¨¨¨¨´ |==ミ
〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〉
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ \
/ ヽ
,' l l ヽ
l ____ノ ヽ_____, ',‐-、
,-''"| `′ `′ .〃 .lヽ .'., ・・・・・・
| l'´.', ≡≡/ ヽ≡≡彡 ,' ヽヽ_
/ | .'., ( .,、 ) / ./ ヽ、
/ \ ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / / _,,..-'
{ `''-‐"ヽ-..,,__ __./ ̄ ̄´ .,,..イ ∨
/.T ‐-..__ _.ヽ ̄ ̄ ̄/,..-――‐'" / ∨
r┘ ',.  ̄ ̄ 〈 ̄\ ./イ´ / / ∨
.
57 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:23:00 ID:H3SJZcwc [44/54]
____
/ \
i⌒', / ⌒ ⌒\ そしてこのヴィースラーを演じたウルリッヒ・ミューエ この人もメッチャ怖い!
| つ / u ( ○)liiil( ○) \
| | | (__人__) | 淡々と無表情で、何を考えているか分からないロボットみたい!
| | \ |r‐- l u./
|  ̄ ̄ ,- 、 `ー'´ \ やってることもえげつないし、恐ろしいんだお!
\____ ヽ ヽ___) |
\⊂_ / 最初の尋問してるシーンなんて、「拷問と変わらねーじゃん!」って思うぐらいだお・・・
\ `ー─── ' ヽ
) \
,..-―-..,,
. / `ヽ
. / , ー‐ ヽ でも、このロボットみたいな人が、ドライマンとクリスタを監視することで
|¨´ ,.--、 ',
r 、 .|,.‐‐、 i 徐々に、徐々に人間性を取り戻していく姿が素敵なんだお!
| | | (__,、_) ,'
| | ', ヽ__| ./ まるで『グラン・トリノ』のコワルスキーが、モン族と出会って優しくなっていくのと一緒!
. r'―r‐、 ヽ..,,__ ,.-'" ̄>、
. ノ \l l r‐/ | / ,.-'"´ \ 心にグッ・・・とくるんだお!
l ヽj、ノ / ヽ .| ./ / _,,..-''/´ `ヽ
| ヽj_/ヽ_ r'"\ ',|//_,,.-''" /
. `l/ ./ | .| `"''‐''" ,i/
{\/ .| .| \|
.
58 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:24:34 ID:H3SJZcwc [45/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その中でも極めつけなのが、ドライマンの弾く「善き人のためのソナタ」を聴くシーン!
ここで今までメッチャ怖かったヴィースラーが、無表情で涙をツー・・・っと流す表情とピアノの音が綺麗すぎて素敵なんだお!
しかもこのシーンは、ヴィースラーは一人ぼっちの暗い部屋、ドライマンはクリスタと一緒の明るい部屋にいて
対比的な映像を撮っている! 凄く印象に残る良いシーンなんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ \
/ ――― ――― \
/ _ _ \
/ /´ ,..::::::::::.ヽ ヽ /´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ \
/ ,' ,;::::::::::::::::::', ', ,' ,;:::::::::::::::::::', ', \
/ { {:::::::::::::::::::::} } { {::::::::::::::::::::::} } \
/ '、 ヽ::::::::::::::/ / '、 ヽ::::::::::::::/ / \
| (;;;;;;;;;;)) ̄ / | \  ̄ |
| /' / ∧ ', |
| {{ { / ヽ } |
| ヽ ヽ___/ __ \___ノ |
\ 人 ヽ ´ ` ' /
\ ( し.) /
\ `¨ /
/ \
/ \
/ ̄ \
/
/
/
| │
| │
| │
.
59 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:27:33 ID:H3SJZcwc [46/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして盗聴で「善き人のためのソナタ」を聴いた後 ヴィースラーが帰宅途中にエレベーターに乗ると
ボールを持った子供が乗っている するとその子供が・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/― ―\
/ ● ● \ おじちゃん、シュタージの人なんでしょ?
|⊃ _'___ ⊂⊃ |
/⌒l ィ’ 「シュタージは悪い人達だ」ってお父さんが言ってたよ?
/ / ヽ
| l Y |
_,,..-―‐-..,,_
,,-''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; `ヽ、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; \
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ
,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ
l ー‐-‐'.::::::::::::::::`ー‐-─; ; ',‐-、 そうかい・・・ 何て名前だい?
,-''"| ー {O}≧:::::::::::::::::≦三ー;;;;;;;;;;;lヽ .'.,
l l'´.', u `¨¨/ ヽ¨¨´;;;;;;;;;; ,' ヽヽ_ 君の・・・・・・
/ | .'., ( .,、 ) / ./ ヽ、
/ \ ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / / _,,..-'
{ `''-‐"ヽ-..,,__ __./ ̄ ̄´ .,,..イ ∨
/.T ‐-..__ _.ヽ ̄ ̄ ̄/,..-――‐'" / ∨
r┘ ',.  ̄ ̄ 〈 ̄\ ./イ´ / / ∨
| ヽ-、', / .ヽ // ∨
.
60 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:28:53 ID:H3SJZcwc [47/54]
___
/― ―\
/ ● ● \ ? 僕の名前?
/⌒ヽ⊂⊃ __'__ ⊂|/⌒i
ヽ ヽ ィ‘ /
____
/ \
/ \ ・・・・・・ 違うお・・・
/ \
| _, / | ボールの・・・ ボールの名前だお・・・
\(ー⊂ヽ、∩ u ノ
| | ゝ_ \ / )
| |__\ ” /.
\ ___ \ /
___
/.ノ -\
/ ● ● \ ・・・? 変なの、ボールはボールだよ!
| ⊂⊃ ` ⊂|
ヽ ⌒ ィ’
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・・・というシーンがあるんだお! 最初はお父さんの名前を聞き出そうとするヴィースラーなんだけど、良心的な心が芽生えたのか
その子のお父さんを見逃してあげるんだお! 他にもエッチな内容を聞いて、人肌恋しくなったのか娼婦を呼んだり
ブレヒトの本を読んで芸術に酔いしれたりして、徐々に人間の心を取り戻していく! こういう過程もしっかりと描いているから
主人公が心変わりしていったのは体制側の腐敗だけじゃなく、ドライマン達に感情移入・憧れを持ったからだと思うんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
61 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:30:39 ID:H3SJZcwc [48/54]
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\ そしてクリスタに助言するシーンも良いんだお!
/ ///(__人__)///\
| `Y⌒y'´ | 「貴方のような芸術家はそんな取引をしてはいけません」
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ 「監視」対象から「見守る」対象に変貌した名台詞だと思うお!
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
__
_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、
./ U \ ちなみにヴィースラーを演じたウルリッヒ・ミューエは
, ' ___ __ .ヽ
./ ( ● .) ( ● ) '., 旧東ドイツの時代から活動していた俳優さんなんだけど
/ u .  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ '.,
. .,' .l この人は「奥さんがシュタージのスパイで、監視されてたことがある」と
l U. ( 人 .) .l
.'., `.┬‐ ´ ` ┬ ´ .,' 告白したことがある人なんだお!
. ' ,  ̄ ̄ ̄ ̄ /
ゝ、 / 実際に当局により上演禁止されていた作品を演じたり、デモを行っていて
/` ー――――― ‐=''' く
/ \ この映画にとっては、まさに生き証人の俳優さんだったんだお!
/ ヽ
. /. ', それもあってか、演技が素晴らしかったのかと思うお・・・
/ / i l
―――=ミ、
. : : : ∠: : : : : : : : : : : : :\
. : : : : /`ヽ: : : : : : : : : : : : : :.:\
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
.'.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
/ : : : : : : : : : : : : :ヽ.: : : : : : : : : : : : : : : : ハ
.: : : : : : : : : : : : : : : : \: ハ: : : : : : : : : : : : : }
: : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : ∨} : : : : : : : : : : : .:メ、
{:.:{: : : : { :{: : : : : |\ : : : :_Ⅶ : : : : : : : : : : : :ト.:i
.Ⅵ: : : 八.:.、: : :.:.:|ー弋¨: :}:}|: : : : : .:.}:. : : : :.:.| l| そしてウルリッヒさんは2007年に亡くなっているんだ・・・
i{.∨: i{.ノヾ{\: :.{ ≧竓芽ミ}: :} : : : / : : : :!:./ .リ
.`刈汽ミx \ 弋:)::リ /:./: : : /: : : :.从{ >>1がこの映画に出会った時にはもう亡くなっていて
{:∧ベソ  ̄´ノイ: : :.:/: : : :./:{ \
l: :.廴 ' .':.: .:/:./从:.{ )} もっとこの人の作品とめぐり逢いたかったと残念に思ったよ・・・
|l: :込. ‐ ‐ //: :/:.//' .乂
.八 :{ヾ{>。. _ ..ィ:/{: /乂ー=ミ/´}/ )
\、 )Yヽ以._}'_.乂 r' 《 r'ミハ
./:( 《r' /(》ヾ:、 (`《 r': : :ヽ
ノ: :(`《r' {ii∧_,ノノ (`《 r': : : :.}
.
62 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:32:20 ID:H3SJZcwc [49/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そして最初は徐々にヴィースラーが心を取り戻してきたと思ったら、中盤からはサスペンス的な展開になっていくんだお
ドライマンが反政府的な論文を発表した事によって、シュタージ側は「一体誰が犯人なんだ!?」と犯人を探し始める!
それをヴィースラーは自分の中で葛藤し、彼らを守り続けようとするんだお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
., ' ^ _
, ' ´ ,
, ': ´_
, ': : ',
,' : : : '.
,' : : : : ',
.,':: : : : :. '.
;: : : : : : . ',
.;: : : : : : : . i
.j: : : : : : : : . i
;: : : : : : : : . . __,,....,,___ __ }
. Ⅳ : : : : : : : :_,. -.='彡三ー―-- ミ、 `ヽ、`ヽ、 ,′
.キ _ -  ̄,=-'" ̄ `\`ヽ、``ヽ、 ,′
.,X´ ,/´ _____ _.... \ ` ``ヽ、..,,__ /
r''",/´ _,.-==ニ二 ̄ ___ 三二ニ=キ-‐ー''""''ー‐ヲキ≠ー--‐ー‐‐- 、
㍉、 ,、‐'´ , -ー''" ̄ _,,、-‐''"” ...... //::::::::::::::::::::::: /` `ヽミミ=
Ⅳ ___,、-''" ,,、=-‐''"” ....:::::::::::::::::::::/ / :::::::;;:''' '''''/ ......`ヽ、
..ト‐''" ̄ " l、 .....:::::::::; .....:::::::::::::;;::'''' '''/ / /.. ........... :::::::::::.. i、
....__,.,.=-=キ-ー | ::::::::::;;::''' ..../ /:.::::::::::::. /:::::::::::::::::::::::; ''':::::::::::::'i.
. -─‐- 、
/ \
/ ̄  ̄ ヽ. ここでヴィースラーが「なんとかしてドライマンを救わなくては!」と奮闘する展開は
/ > < ハ,4L_
: (_ , 、 _) ノ / 結構ハラハラするし、ヴィースラーが感情的に行動する姿が心打たれるんだお・・・
ゝ. `ー' _ < /
>,ー一 "" ,/ そしてやる夫が好きなのは「終盤の赤インクの伏線」! アレは反則だと思ったお!
, <´ / /
1 _ イ |
 ̄_i ∧
.
63 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:34:20 ID:H3SJZcwc [50/54]
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \ そしてこの映画の終盤・・・ これが本当に良いんだお・・・
/ o゚⌒ ⌒゚o \
| (__人__) | 鬱な展開になっていくんだけど、きれいなハッピーエンドですっきりと終わる!
\ ` ⌒´ /
> / )ヽ < 観終わった後、素直に「あぁ・・・ 良い映画を観たなぁ・・・」と思えるんだお!
( \ / __ハ ) / )
\ ゙ /ヽ ゙ /
\_/ \_/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まず終盤で良いなと思ったのが、変態オヤジのヘムプフ大臣を演じたトーマス・ティーメ
壁の崩壊後、ドライマンは今まで自分は監視されていなかったと思うんだけど、大臣によって実はしっかりと監視されていたと知るんだお
ここでドライマンは「最悪のクズ」と言ってその場を去るんだけど、それを言われて大臣は申し訳なさそうな顔をせずに
ニヤッと笑うんだお! この一瞬で観客に殺意を沸かせるような、俗物なキャラクターの演技は凄いと思ったお!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ト、、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_,. -‐ '":;:;:;:;:;:;:;_,.ノミ'、
|:;:;:;:``'ー:;:;:;:''"´:;:;:;:;:;:;:_,. -‐='二三シハ
ト、_:;:;:;;l:;:;:;:;:;__,. - '"´ 三三三三彡ノ!
l:::l 二、― 'r―-,_ _三三三彡彡ニヽ
ヾi `ー′:. `""´ ` ̄'三三彡片ヽl|
'、 , - 、、 __,.. .. ,、_, '三彡'^> ノリ
l イで>、ヽ ':,ィ'で'>'" 三シ' f ノ /
l ヾ二フ ,! ヽ二彡'´ }ツリ ,、_ノ
'、 l ,.、 i 川 ├ミ'、
ヽ ,' '__)ヽ、 /``7>、
ヽ /`ー'i´ \ / ///>、
ヽ'、 、_,==ァ=-、_,} / /./////ト、
\ヾ二"´_,. ‐-.:.:/ /.//////:.:ヽ
,. -/ゝ、':、_:' :、_ _:/ / //////:.:.:.:.ヽ‐- 、
/ /:.:.'、 ヾ"゙´ ̄ / / /////'′:.:.:.:.:.ソ ノ )
,. -―{ 、/:.:.:.:.:ヽ ヽ. / / /////:.:.:_,. - '" / ̄``丶、
_,. -‐ '"´ ヽ `丶、r―--`'-/ / /////''"´ / `丶、
'´ 丶、_` ̄ ̄ / / ////'′ _,. - '′ `丶、
.
64 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:36:04 ID:H3SJZcwc [51/54]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そしてドライマンはその事を知った後の気持ちを考えると、結構深いなと思うんだお・・・
嫌な存在と思っていたシュタージに、実は救われていた・・・ この複雑で繊細な心理をラストでは粋に描いているんだお!
盗聴記録からヴィースラーの存在を知ったドライマンは、街中で働いているヴィースラーを見付けるんだけど、話しかけないで見守る・・・
壁が崩壊した事によって、立場が逆になってるんだお! そしてドライマンは、ヴィースラーと同じような形で彼を許してあげるんだお・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
/ \
/ ─ \
' (●) \
(l、__) |
⌒´ /
`l \
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/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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.′:::; イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
}:::::/ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;′
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| ヽ:::::::八 ! \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
ヾ::::::::}ヽ {\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
Yへ! ‘._ノ `丶:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ′
ヘ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ′
ヽ ‘.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
\ ‘._ ==-――イ
\ i {
ゝ.._} _ -― 二二ユ_
_} - .二 -‐:::::´:::::::::::::::::::::ヽ
/イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/¨´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.
65 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:37:35 ID:H3SJZcwc [52/54]
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ / そしてこの最後シーンで見せるヴィースラーの微笑みが、もうたまらなく良いんだお!
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| | こんなに嫌な時代を描いていたのに、最後は美しく綺麗だった!
\ ` ー'´ /
/ \ 人の愛や美しさ、許すことの深さを描いた素晴らしい一本だと思いますお!
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
,. z==‐─- .,
,.イ´: : : : : : : : : : : : :`> 、
/.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.`ヽ
/.: : : : : : : : : : ',: : : : : : 、: : : : : : : :ヘ
: : : : : : : : : : : :.ヘ: : : : : : \ : : `ヽ: :.',
: : : : : : : : : : : 、: : : :\: : : : \ : : ヘ: ::,
: : : : : /.: : : : :/ \ : : ',\: :__ヘ: : : :.',:.:}
: : : : / : : : : /, -─\:.:ヘ ヘ:.:.\: : ∨
: : : /.:,'.: : ::/ _-_ ヾ:', ィf斥|}トゝミゝー
: :.;イ.:/: : :,〈 ,,イだu圷` ` 匕イ:/:/:.:'
: : : 厶イ: :.ヘヾ乂z斗 ムイ/: :,' なるほど・・・ では点数を聞こうか!
\: : : :ヘ: :ヾゝ ' /:.:/:/
\:.ヘ:.:.`ートゝ ー ' イ:.:イ:/ やる夫、この映画は何点だい?
\ト;.:':;:ヘ __ /:.|:.:ル'
. ノヘ:}ヾ! / /;:イ:/レ'
/´`ミー--=、 r'⌒ゝ´ リ
/` <⌒´ィ⌒ヽ`>
/ ,へノ/:::::::::::::::ヘ´〕
ト、 /::::::::::::::::ゝ、::}ヘ,
r‐'",':::::::::::::::::::::::::::\,ノ
ゝ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
.
66 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:38:34 ID:H3SJZcwc [53/54]
_ _ ___
/ ) ) )/ \ /\
{ ⊂)(●) (●) \
| / ///(__人__)/// \ この映画の点数は9点!
! ! `Y⌒y'´ |
| l ゙ー ′ ,/ >>1も大好きな、丁寧に作られたヒューマンドラマです!
| ヽ ー‐ ィ
| / | 心が救われる映画を観たい方に絶対にオススメするお!
| 〆ヽ/
| ヾ_ノ
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人:::::::::.x=ミヽ::::::|x==ミ::ll:::∨::/:::::: ′ 気になった方は是非ご覧になってください!
/\:::::. V:::リ \| V:::ヅ刈\∨::::::/
/:/ i\ゞ゙ , ヽ`゙゙^'::::/:::`:ー-'- 以上映画批評宣言でした!
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, ‐-ミ }人介:..-=≦ 厶イ{/
. /.::::::::::::`丶、 _`斗iセ|_/ 入
/.:::::::::::::::::::::::::`辷ラ {:::::/ / `⌒辷:z、
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67 名前:
◆R/v1ne7q3Q [] 投稿日:2014/11/15(土) 22:39:12 ID:H3SJZcwc [54/54]
以上です
とても丁寧に作られていて、面白い映画でした
あとヨーロッパの映画なのか、アート的な所も素敵でした
一応前もって旧東ドイツの背景を学んでおくと良いかもしれません
「グッバイ、レーニン!」なんかがオススメです
68 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/15(土) 22:44:45 ID:uNaO6FX. [3/3]
乙でした
9点か・・・見てみようかな
69 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/15(土) 22:48:03 ID:sWpZZ/v6
乙です
グッバイ、レーニンは面白かったから
これも見ておこうかな
70 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/15(土) 23:30:06 ID:.dTFH4hY [3/3]
乙です。
ベルリンの壁崩壊以前を扱った映画を見ると、旧東ドイツは幻想の中に消え去ったかのようです。
まさに思い出の中にしかないというか
71 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/16(日) 01:09:34 ID:0F7tTlv.
乙です
72 名前:
小さな名無しさん [sage] 投稿日:2014/11/16(日) 01:47:21 ID:0kPQCHVs
乙ですー。
なんかすごい惹かれるな。点数も高いし探してみよう
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