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■2022/06/12(日) 名作ショートショートをAA化しよう 「the corpse at the table」

カテゴリータグ:B級シネマ◆qrSUVPbtek氏の短編集 2008 名作ショートショートをAA化しよう モララーのビデオ棚 小説・文学・絵本系(2008) 小説・文学・絵本系 シリアス・ホラー・サスペンス・鬱系(2008) シリアス・ホラー・サスペンス・鬱系

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342 名前: ◆qrSUVPbtek  [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:07:30 ID:eGIRdHfa0 (PC)
1/12



 突如襲った山の吹雪が、二人の測量技師を、アディロンダック山岳地帯の中心部にとじこめてしまった
        チャールズ・カーニイとスティーヴン・エスティロウ。長年のコンビで親友だった


  ` 。 ′ ′′ ヽ  ο ′  ′′    。 ′ ο ′     ′′ ′′   ο ′  
         。 ′   ′′ ′  ο ′  ′′    。 ′ ο ′′    。 ′ ο 
`   ο′ 。    ′      。 ′。      ′
               。 ′。      ′′    。 ′ ο ′    。 ′ ο 
  ο ′  。  ο ′  ′′    。 ′ ο ′′    。 ′ ο 
       。 ′。      ′ ′′ ′  ο ′  ′′    。′ ′′   ο ′  
           ′。 ′ ο′ ′′ ヽ ο ′  ′ ′′ ヽ  ο ′  
  ′′    。 ′ ο   ′′ ′  ο ′  ′′    。 ′ ο ′
  ′′    。 ′ ο   `) ,;;⌒`)′′ ′  ο⌒ヽ ′  ′′    。 ′ ο ′
                          ∧∧      ⌒ヽ    ′      。 ′。
⌒ヽ ′  ο    ′  。 ``) ,;;⌒`) (ω・` )   ( ゚д゚)  ⌒ヽヾ
,;  ,;⌒                  ,;;⌒`)  と ノ  (| y |      ⌒ヽ
        ⌒ヽ             ,;;⌒`) u-u   。_| |_ ′ ο ′ ⌒ヽ
         ,;  ,;⌒               
⌒⌒⌒⌒        ⌒ヽ


          一時間ほどの悪戦苦闘ののち、ついに山小屋に到達することができた
                  幸運なことに、薪も豊富に蓄えてあった
               乾燥させた玉蜀黍が、いくつも棚においてあった



343 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:08:06 ID:eGIRdHfa0 (PC)

2/12



               唯一の希望は、1本の電信線にかかっていた
チャールズ・カーニイは一夜の苦患に衰弱していたが電信機をおいたテーブルにむかい、スイッチを入れた


          ∧,,∧
         (´・ω・)
         (っ┌──┐ 
        ̄ ̄/.|三|三|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    
         .└───┘          \  

──────────────────────────────

             ∧_∧  
             (´Д` )
           ┌──┐と)
     . / ̄ ̄ ̄||三|三|\ ̄ ̄ ̄ ̄
    /      └───┘



                    ロウンリ・ヒル
ノース・クリークの電信技師は、<無人の丘>からの呼び出し音を最初に聞いたとき、自分の耳を疑ぐった
     二人の男が、アディロンダック山岳で吹雪に遭遇し、一人が肺炎にかかっている・・・・・




344 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:08:44 ID:eGIRdHfa0 (PC)

3/12



          「スティーヴン」 病んだ親友は、しずかに言った




        |  スティーヴン。どうやらおれはだめらしい。だが、スティーヴ
        \___  _____________________
              |/
   _ ∧,,∧__
  /| |( -ω-) |  |
 ||, ~~'⌒⌒ヽ~-.、
 ||\   '  ,⌒ `  ゙ヽ
 ||\.\|| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄||      (゚д゚ )
    \|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||      | y |)
      || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||      _| |_ 



 「おれが死にきったと確認するまでは埋葬しないでくれよ。仮死ということもありうるからな」
          それからまた、あえぎあえぎ、くりかえして言った

        「いいか、スティーヴ。おれを生きたまま埋めないでくれよ」


345 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:09:14 ID:eGIRdHfa0 (PC)

4/12



    その夜、脈搏と呼吸を調べてみて、エスティロウはカーニイの死を確認した
        石灰シャベルで穴を掘り、死骸をおさめて、祈りをあげた


  ` 。 ′ ′′ ヽ  ο ′  ′′    。 ′ ο ′     ′′ ′′   ο ′  
         。 ′   ′′ ′  ο ′  ′′    。 ′ ο ′′    。 ′ ο 
`   ο′ 。    ′      。 ′。      ′
               。 ′。      ′′    。 ′ ο ′    。 ′ ο 
  ο ′  。  ο ′  ′′ .  ▽ 。 ′ ο ′′    。 ′ ο 
       。 ′。       ′ ′′ ||′  ο ′  ′′    。′ ′′   ο ′  
           ′。 ′, ο′ ′ || ヽ ο ′  ′ ′′ ヽ  ο ′  
  ′′    。 ′ ο   ′′ | ̄|′  ο ′  ′′    。 ′ ο ′
                   ~~~~~


アクセスカウンター



346 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:09:46 ID:eGIRdHfa0 (PC)
5/12



 翌朝、彼がベッドからはい出て、炉の火をかき立てに次の部屋にはいると、テーブルの前に、
           チャールズ・カーニイがすわっているではないか!
        身動きもせず押し黙って、両目をカッとみひらいている・・・・・



                    ∧,,∧
                    (゙゚゙ω゙゚゙)
                   (m  m)
              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
             /                \



347 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:10:57 ID:eGIRdHfa0 (PC)

6/12



   その日一日、エスティロウのこころは、疑惑と戦慄から、しびれたように凍りついていた
夜のとばりが下りるとともに、彼は全身の気力をふるいおこして、現実の問題と取り組むことにした
        チャールズ・カーニイの死骸を、もう一度、仮の墓穴にもどした


  ` 。 ′ ′′ ヽ  ο ′  ′′    。 ′ ο ′     ′′ ′′   ο ′  
         。 ′   ′′ ′  ο ′  ′′    。 ′ ο ′′    。 ′ ο 
`   ο′ 。    ′      。 ′。      ′
               。 ′。      ′′    。 ′ ο ′    。 ′ ο 
  ο ′  。  ο ′  ′′ .  ▽ 。 ′ ο ′′    。 ′ ο 
       。 ′。       ′ ′′ ||′  ο ′ (゚д゚i|!) ′′    。′ ′′   ο ′  
           ′。 ′, ο′ ′ || ヽ ο ′ | y |) ′ ′′ ヽ  ο ′  
  ′′    。 ′ ο   ′′ | ̄|′  ο ′_| |_  ′′    。 ′ ο ′
                   ~~~~~


348 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:11:29 ID:eGIRdHfa0 (PC)
7/12



 朝になって、室内に足を入れてみると、昨日と同様、テーブルの前に、チャールズ・カーニイがかけていた



                    ∧,,∧
                    (゚゙ω゙゚゙)┐
                    m mソ .|
              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
             /                \

      (  ゚)
     /|   |\
      



      「最後まで、正気を失わないようにがんばろう」エスティロウは日記に書いている

 


349 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:12:01 ID:eGIRdHfa0 (PC)
8/12



      またも終日、彼は山のなかを、落ち着こうとはげしく望みながら歩き続けた
    幻覚に悩んでいたにちがいない。なにもかも、なまなましい悪夢のなせるわざか
           彼は山小屋にもどって、思いっきてドアをあけた


               ____________ 
               || ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄||
                ||。 .′, ο||        ||
               ||ο′, 。. ||        ||
               (゚д゚i|)゚ ′||      .0 ||
               | y |), .ο||        ||
               _| |___||____||



   ∧,,∧
   (;;;;:::... )
 | ̄ ̄ ̄|ヽ

            チャールズ・カーニイはやはりすわっていた


350 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:12:34 ID:eGIRdHfa0 (PC)
9/12


      その夜、三度目の埋葬をすますと、エスティロウは寝にいくのが怖かった
    テーブルの前、空になったカーニイの椅子にむかいあって、襲ってくる眠りと闘った
         疲労がついに、彼に勝った。その頭がしだいに垂れて・・・・・





              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゙д゙;)
             /                \| y |)



            あかつきのうす明かりが、彼を目覚めさせた



         チャールズ・カーニイが、またしても正面にすわっている
          その目は、なにを見るともなく、空間を見つめていた



           ∧,,∧
           (゙゚゙ω゙゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ (゚д゚i|!)
          ( m /                \| y |)







                  神よ、救いたまえ!

    エスティロウは、そう日記に書いた。それが最後の記入であった



351 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:13:07 ID:eGIRdHfa0 (PC)
10/12



  救援隊はきこりが二人、医師、ノース・クリークの電信技師クラーク氏で、やっと山小屋にたどりついた
   テーブルをはさんで、二人の死人がかけていた。二人とも、頭をピストルで撃ちぬかれていた


           | 殺しておいて自殺したのか?
           \___  ____
                 \|

                        | かわいそうな連中だ!
                        \___  ______
                              |/
  
                        
                人   ∧_∧ (\_/)
               /o゚ \ ( ´Д`) (´Д` )
              (´Д`O)(  つつ (    )
           ∧,,∧(ι と) ) ) )  Y  人 
           (・゚゙ω゙゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 
          ( m /          -=y∴・(゚д゚・)
                            \/y `ヽ
                  |\
           / ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄
           | 殺したのではないな。血が出ていない    
           | 撃たれたときには死んでいたのだ。それに、凍ってもいたらしいな


352 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:13:39 ID:eGIRdHfa0 (PC)
11/12


   医師はエスティロウの日記を熱心に読んで言った



           | この事実は、死者の家族のために、絶対に秘密を守るようにな
           | 二人は寒気と飢餓と窮乏から死にいたったのだと発表する
           \___  ____
                 |/

          .人
         /o゚ \   
         (O´Д`)
        ~(∪ ι)  
          ∪ ∪    

               |\
        / ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄
        | わしの想像をいわせてもらうと、カーニイの死亡があたえた衝撃と、孤独からくる神経的な恐怖とが、
        | エスティロウに夢行状態をおこさせたのだ
        \
            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           | この日記から察すると、夜、昏睡状態で、エスティロウは埋葬した場所から死骸を掘り出して、
           | 生存中、友がすわっていた椅子へもどしていたのだろう
           \
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | その理由?こんな寂しいところへ、ひとりきりで残されたからじゃないかな
    | 最後には、彼の精神が、はげしい緊張に負けてしまったのだ
    \_____________________


353 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:14:11 ID:eGIRdHfa0 (PC)
12/12



エスティロウの日記は破棄され、二つの死骸は、山上の湖の、水底ふかく葬られた


                    
                    
                    
                 O      |_|
                  ゚。   / /
                    ( д ・)
           o       /  |
     ∧,,∧ 。゚
    (・   )
    ( ⊃⊃   
     ヽ⊃⊃



354 名前:B級シネマ ◆qrSUVPbtek  [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:15:12 ID:eGIRdHfa0 (PC)



「怪奇小説傑作集2」


S・H・アダムズ作   「the corpse at the table」




355 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/10(日) 23:16:48 ID:7S6sNClq0 (PC)

こわーっ!



356 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/08/11(月) 00:28:22 ID:AOUf3QWK0 (PC)

新作GJ! 痛ましいな…


363 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/11/16(日) 00:36:55 ID:KHhuHl/J0 (PC)

  ∧_∧ ____
 ( ´∀` ) || SS .|
 (    つ|   |
 | | | || Hosi|
 (__)_)  ̄ ̄
      |\
/ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 名作ショートショートをAA化しよう
\______________

364 名前:( ´∀)・∀),,゚Д)さん [sage] 投稿日:2008/11/16(日) 10:18:45 ID:GxJmsvxk0 (PC)
  ∧_∧ ____
 (*´∀` ) || SS .|
 (    つ|   |
 | | | || Hosi|
 (__)_)  ̄ ̄
      |\
/ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 名作ショートショートをAA化しよーっと。なんちゃって。
\______________



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