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■2011/08/21(日) ~やる夫板Ⅱ周年記念短編祭~ ノーエントリー   やらない子はやる夫の妻だったようです


短編まとめ
推奨スレ
【実験作】やる夫スレ短編投下所 No.53 【練習用】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1284259845/
中編 短編投下所79                   http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1282913904/
やらない夫短編投下所23                 http://yy701.60.kg/test/read.cgi/yaranaio/1283273433/
やる夫系R18ストーリースレ その12          http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1271794106/
ヒロイン短編投下スレッド11               http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12766/1280923208/
試作やる夫作品専用スレ in 2nd板           http://yy702.60.kg/test/read.cgi/yaruo2nd/1282825654/
【一発ネタ】 やる夫のネタスレ 【短編】  その3    http://yy69.60.kg/test/read.cgi/index/1258195912/l50
【歴史ネタ】短編・コピペAAスレ【古今東西】      http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12368/1269959376/
翠星夫短編スレ                      http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13257/1259493753/
歌詞を短編やる夫storyにしてみるスレ         http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1287520904/
【初心者】やる夫自作絵投下所【歓迎】         http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12766/1276815988/
【安価で】安価短編スレ【やるお!】           http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/14504/1298996698/l50
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~やる夫板Ⅱ周年記念短編祭~ フリー部門 の記事一覧



970 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:28:10 ID:v1idRKxU [1/31]



               ~やらない子はやる夫の妻だったようです~


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971 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:28:26 ID:v1idRKxU [2/31]

 ,r'ニニニヾヽ、       \/〈     //ニニニヽ、
("´ ̄ ̄ヾ))     __〉,ヘ   ((/ ̄ ̄`゙`)
|   、ィ_ノと)'   /"\三/"\  (つ(_,,ア   |!
i|   ` イ_/  ./((○))三((○))\  _Y    |!       ╋━━━━━
.ヽ、  ' (  /   `゙(__人__)'"   \ / `  /     ┃ ろくでもない夫だった。
  \  \l     i|    |!     l/  /        ┃ 大酒飲みで、典型的なアルコール中毒者だ。     ┃
 l|l  \   \  、i|,/⌒ヾ、|!;,   /  / |l         そんな夫に暴力を振るわれた記憶がいくつもある。  ┃
     \  ヾ   `ー一'´  ィ    /   i                                      ━━━━━╋
        ヾ、    ``"´      /
   ゚   |!  Y           ィ |!  。
   ,.  '  、/               ヾ ´ ’  `
 ゚, i! `| ゜、l!            i|!; ゚ ゜ 。


                                                      / ̄ ̄ ̄\
                                                    /        \
                                                  /  _ノ三ヽ、_   \
                                                    |  o゚⌒三三⌒゚o   |
                                                  \   __´___    /
         ╋━━━━━                                  /  `⌒┃    \
         ┃ 幼い娘が、酔っ払った夫に怒鳴られて部屋の隅で震える。     |             )
         ┃ 小さな息子が、泥酔状態の夫に頬をひっぱたかれ
            取れかけだった乳歯が吹き飛ばされた。

            私が寝ている時に限ってこっそり起きだして酒を飲む。       ┃
            そうしてそんな暴挙を繰り返す夫に私はもう我慢できなかった。  ┃
       ,_   _                                 ━━━━━╋
     、-ー'`Y <,___
  __≦ー`___ _二z<_
  > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
 <之′Y´/        ヽ
   >{  ,'  |、 , ,.  ,.l  , ゙i
  | !、{  | 寸_ノT ハヽ_} ィ,l
  ′J゙i, ゙i ゙i u(ー)三(ー)ハ|
     ゙iTィ.,_ 。゚  /777ノ川
      │「(丶_//// l
      └l´::ヽ  / ¨
        |::::/::::/ `i
        ヽ::::ノ  |
        /`´   \

972 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:28:40 ID:v1idRKxU [3/31]

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。
           ____
         /       \
        /   ─     ―         やらない子のお腹、大きくなってきてるお……
      /     ( ⌒)  (⌒)'
      |         (__人__)  |       この中に双子が入ってんのかなぁ……
      \        ` ⌒´ /
      /       ー‐  '



  , ⌒ハ           ハ⌒ 、
  j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
 ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
 ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ        生まれる前から何言ってんのよ、あんたは。
  Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  ヽ ::::::) ルリノ
    リ::::::( ( ー) (ー::(___          うち貧しいんだし、子供なんて一人いれば……
.    ハ::::ハ  ,,  r‐ァ リ) )__   )
     ) ) )/⌒,  ̄ノくハ(/  /
    (,(.( '  /  い ノ:::)) /
    ノ/)/  /ヾ ソ ̄(( /
     ,' /  /   Y    Y
     l:  /......    .....  i
     |,/.. ::::::::   ::::: .ノ



             ____
            /⌒  ⌒\
          。o(゜>)  (<゜)o 。           何言ってんだお! こんだけ大きなお腹、
         /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
          |     |r┬-|     |   て     二人入ってるに決まってるお!
         \      `ー'´     /( `´) そ
        /           \ノ ノミ
        |\ \・      ・ \____ノ

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。

973 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:29:00 ID:v1idRKxU [4/31]

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。
       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( >)  (<)\           やる夫は小さい頃にとーちゃんもかーちゃんもいなくなって、
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |     |r┬-/      |      家族ってもんに憧れてたんだお。だから、子供が出来てとっても嬉しいお!
  \     ` ̄'´     /



                 __
     /`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
    /::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i
   ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ
   (Yy∧ノ :ノ_.:ノ_ ノ  __` 、:::) ゝ:/      知ってるわよ。
    )ノ リ:::〃 (⌒)  (⌒)i:!:〉Yy
   (/   ソ::ハ  ,,     /i/ リ         何度そんな話聞いたと思ってるの。
   !   ノ ::/iゝ.  ~ . イく
     .(::イ/ル|_.イ|_. ̄i'Y;ノ::ル
      )ノ    .|‐:‐i   ヽ



        ___
      /      \
   /          \           子供が出来たら色んなとこに連れていってやるんだお!
  /   ⌒   ⌒   \
  |  /// (__人__) ///  |       金はないけど頑張って、稼いで……
. (⌒)              (⌒)
./ i\            /i ヽ       遊園地に、海に――帰ってきたら一緒に風呂入って……

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。

974 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:29:16 ID:v1idRKxU [5/31]

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。
          ____
        / ─  ─\
       / (⌒) (⌒)\          ――幸せな家族を作るんだお。
     /    (__人__)    \
     |     ` ⌒´     |       みんなで笑って、楽しくて……やる夫の夢が叶いそうだお。
     \             /
     ノ            \
   /´               ヽ
   |   l              \
   ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
    ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))



   ,-‐-、           ,rー-、
  j::::::::::.ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
  ,ノ::::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i
  ル:::::リγ::..:::::..:::.:..ヘ、: : : :: ノy:::::リ
   Yyノ ノ :ノ...:ノ _ノ   ヽ ::::::) ルリノ        ……頑張るわ、私。
     リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
.     ハ::::ハ  ''  r‐ァ リ) )             きっと、元気な赤ちゃんを産んでみせるから。
      ) ) )、  ⌒ ノくハ(
     (,(.( ' ヘ   (´ ノ:::))
     ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、    /
      /   ノ    Y   ヾ.  /
       |  ( ......    .....  i/
      |  ヽ::::::.   .:::: .ノ
        ヽ   `ー──--r'う
         )`ー───、)))
          /

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。

975 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:29:28 ID:v1idRKxU [6/31]















  . /.....::lノ.:i/:\::::ゝ          u ノ,:'i::j::|(::::l   (::/
  〈 ::::::(     ヽi. ヽ、  --   /イ /:::ノ、ヽ)  ヽ、
   ゝ::::::\       `ー-. -イ   '//ハ'ヾ'"`ー-、           ――嘘つき。
    `  ヽ      ,.- ''';:'/フ      _, j:.!      ヽ
               /  /i/' `  ‐''"~/:.∧ ,
               l 、/'1l      7/ ヽ!
             !/ ヾ 、_,,.-'ニ-'"   l
             /   '''''' ̄       ll




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976 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:29:43 ID:v1idRKxU [7/31]

   ::ノ⌒'Z::        ::___::         :: -^)::
    ::八  '(::      ::/ヽ,,)ii(,,ノ\::      ::/  /::
      ::\ \ ::  ::/( ゚ )))((( ゚ ) \::     ::′ /::
      ::\ \:/:::::⌒(__人__)⌒::::: \:: ::/ ,.イ::     ╋━━━━━
         ::ヽ   |  ヽ il´|r┬-|`li  u  |/ /::       ┃ アルコール中毒は悪癖ではない。一種の病なのだ。
         ::ヘ \ .!l ヾェェイ l!   / /::       ┃ 禁煙を失敗した人が星の数ほどいるように、        ┃
          ::`ヽ  `=≧r ‐i彡''´  /::             やめようと思って容易くやめられるものではない。    ┃
            ::\ヽ   ` ´   / /::                                        ━━━━━╋
             ::          ,′::
             ::i  :;     :;  i::
             ::|          |::
             ::l         |::





         ____
        /  |::⌒\          ╋━━━━━
      /  _ノ|::(●)\        ┃ 優しい夫"だった"。ただ、アルコール中毒者だったというだけ。
     /  o゚⌒ |ヽ__)⌒:::::\       ┃ 私ははずれくじを引いたのだと思う。それに私が耐えられるなら、   ┃
     |::.    (__ノ|r-|:::::::::::::::::::l           私達の夫婦生活は続けられたかもしれない。私達二人は、だ。     ┃
     \::.   ´ |ー´::::::::::::::/                                           ━━━━━╋

977 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:30:08 ID:v1idRKxU [8/31]
                   _
               〈〈〈_Lヽ
        ___     〈⊃  ノ
      / \ 三/\    |   |     ╋━━━━━
    /. (○)三(○)\.  !   !      ┃ いくら耐えても夫の飲酒――暴力、暴言はやむことは無い。
  /    (__人__)   \|   l     ┃ これがあと何年続く? 私が死ぬまで? 四十路も迎えていない私が、  ┃
  |     |!!il|!|!l|      |  /         あとどれだけこの痛みに耐えればいい?                      ┃
  \     |ェェェェ|     //                                              ━━━━━╋
  / __         /
  (___)       /





   , ⌒ハ         ハ⌒ 、
   j::::::::::::i ,ヘ^ ⌒ Y⌒ヽ .::::::::i
   I::::::::::::j ..::::::....::::..::::::. .:::ヽ::::::i
   I::::::::::リγ::..:::::::..:::...ヘ、::: ノ:::::リ     ╋━━━━━
    Yyノノ ::::ノ...:ノ _ノ三ヽ::::ルリノ       ┃ それでも耐えた。子供たちを、親なき子にしたくなかった。
    リ::::::::(  ( >)三(::(        ┃
.    ハ::::::ハ   。゚  _リ) )           私が身ごもった時の8ヶ月間、夫は万一の暴力を恐れ禁酒した。
     ) ) )、    ー くハ(            今にして思えば相当我慢してくれたのだろう。そんなあの日の夫に  ┃
    (,(.( ' ヘ   い ノ:::))          一縷の希望を懸け、離婚にだけは踏み切らなかった。             ┃
    ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、                                              ━━━━━╋
      ,'   ノ    Y    ヽ

978 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:30:29 ID:v1idRKxU [9/31]

  , ⌒ハ           ハ⌒ 、
  j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
 ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
 ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy::::::リ       ╋━━━━━
  Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  _ヽ ::::::) ルリノ     ┃ 息子の乳歯を吹き飛ばした時、私は子供を連れて
    リ::::::( (。>)(((, ̄\            ┃ 実家の親のもとへ泣きながら逃げ込んだ。
.    ハ::::ハ ゜,,   r‐ァ ̄\\
     ) ) )、   ⌒ノくハ( \\         迎え入れてくれた母の前で泣きじゃくった。              ┃
    (,(.( ' ヘ   い ノ::::))_ ) ヽ         父が腫れた私の顔を撫でてくれた時、涙が止まらなかった。  ┃
    ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、__/                                      ━━━━━╋
     ,'   ノ    Y    Y
     l  i ......    .....  i
     |  ヽ ::::::::  ::::: .ノ
     `、___i :::::::::::::::::: i





    /||
   / ::::||
 /:::::::::::||____
 |:::::::::::::::||      ||
 |:::::::::::::::||      ||
 |:::::::::::::::||       ||          ╋━━━━━
 |:::::::::::::::|| ̄ ̄\ ||          ┃ 12時間後ぐらいに、素面になった夫が迎えに来る。
 |:::::::::::::::|| ノ三ヽ_\        ┃ 気まずい顔、どころじゃない。だけど、反省したフリなんかじゃない。   ┃
 |:::::::::::::::||●)三(●).\          酒が抜ければ、自分がどれだけのことをしたかぐらいわかるのだ。     ┃
 |:::::::::::::::|| (_人_)  u |                                                ━━━━━╋
 |:::::::::::::::||___ u  /
 |::::::::::::::(_____ノ´||
 |::::::::::::::(_ノ / . . . ||
 |:::::::::::::::||/    ||
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 \:::::::::::|| ̄ ̄ ̄ ̄
   \ ::::||
    \||

979 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:30:55 ID:v1idRKxU [10/31]

         /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        /: : :            \
       /: : : :           u   \          ╋━━━━━
     /: : : : : :              \        ┃ 子供たちは夫を怖がって近付こうとしない。
    / : : : u : :  ..                 \      ┃ それを見た夫はこれ以上ないぐらい哀しい顔をする。  ┃
    |: : : : : :  ,,,,ノ⌒" '' ``⌒\,,,,    u   l       すべて自業自得なくせに何を勝手な。              ┃
    |: : : ::;; ( (・) ) ノヽ ( (・) );;:::    |                                 ━━━━━╋
    |: : : : :  ´"''"        "''"´       l
   . \ : : : : . .(     j     )      /
      \: : :: : >ー-‐'=ー-ー<  u  /
     /ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\
     : : : : : : : : :``ー- -‐'"´      \
     : : : : . : : . : : .                \





  , ⌒ハ            ハ⌒ 、
  j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
 ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i
 ル:::::リγ::..:::::..:::.:..ヘ、: : : :: ノy:::::リ
  Yyノ ノ :ノ...:ノ ヽ_   _ノ::::) ルリノ       ╋━━━━━
    リ::::::( ( ○)::::(○。(             ┃ 何度も子供たちに頭を下げる夫を見るたび腹が立つ。
.    ハ::::ハ 。゚   r‐ァ リ) )         ┃ そんなに反省するのなら最初から……娘が嫁に行ったら
     ) ) )、  ⌒ ノくハ(           自分は絶対に泣く、と談笑していたあなたはどこへ行った?
     (   `ー───------r'う                                              ┃
        )`ー──────、)))         そんなあなたが拳で娘を泣かせてどうする……!          ┃
      i ......   ..... i /                                            ━━━━━╋
       ヽ::::::.  .:::: .ノ(_rつ
       i ::::::::::::::::::(__(三)

980 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:31:37 ID:v1idRKxU [11/31]

:::::::::::::::::::: ..::::: ...___
:::::: ..::::: . ..::::: /::::::::: .  \
  ... ........../::::::::::::      \          ╋━━━━━
  ... ...../::::::::::::::::      \       ┃ 何度も禁酒を試みる夫。家の中の酒も全部捨てた。
..... ..........|::::::::::::::::::         |         ┃ 『もう酒は飲まない』という子供じみた契約書まで書いた。
 ..... .......\:::::::          /
  ... ..........>::::        <             だけど手元に金があれば、どんなに理性を利かせようとも    ┃
  ... ........( |::        / )           つい夜のコンビニに歩いてしまうのがあの人なのだ。       ┃
... ...   .......`|:::::::     /'                                           ━━━━━╋
  ... ...... ....|:::::::::人  /
  ...  ..........ヽ::::::ヽ,.L_)
 ... ...... ....  >__ノ三三
.. ........ ..........三三三三
. ..    ... 三三三三三





____________________./
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..::..:|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      \: . :::|       ╋━━━━━
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;/-   ―    ヽ.:: |       ┃ 最初は家の外でこっそり飲んでくる程度、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ|        ┃ やがて私の目を盗んで家に持ち込んで飲む。    ┃
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| (__人__)'      i:|           次第にもとの凶悪な夫が家に現れる。          ┃
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_`⌒´    .⌒ゞ'´|                                      ━━━━━╋
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~'/⌒/⌒/ / |::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(つ/_/ /\.|::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(____/  .ヽ::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;/ / \  ._丿|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(__(___):: ̄: :: .:|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : :::::|

981 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:31:48 ID:v1idRKxU [12/31]

       o
        ゝ;:ヽ-‐―r;;,               。
    ,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, o  /       ╋━━━━━
    "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-r          ┃ 殴られた息子の鼻血が止まらなくなったのを見た日、
       〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:}        ┃ 私はとうとう決断した。カーペットを赤く染めるほどに
      ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ          流れ落ちる息子の血が、私の中にある未来への希望を  ┃
      (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、                   真っ赤に塗りつぶしたのだ。                   ┃
      "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/                                          ━━━━━╋
        (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
                ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                ´  /;:ノ 。  。
                    ()










    ,. ⌒ハ         ハ⌒ ,
   i:::::::,ヘ' ⌒ Y ⌒ ^ヽ,r':::::::::j
   i:::::::(: : . .:: ::::..::::....::::.i:::::::::::I
    I:::::(,: :: :,.ヘ...:::..:::::..::::ヾ::::::::リ
   iリル:::::::ノ  _ノ  ゝ,::::NY        ……わかるわよね。私が何を言いたいか。
.       ) ):::(○ )  )::::::::::リ
     ( .( ― , u ハ:::::::ハ
      )ハゝ.    ,.( ( (
     ((:::( り  ∧ ' ).),)



          ____
        /     \
       ‐   ヽ_     \        ……………………
       (  ( ー)     \
      (人__)        u  |
       `⌒´         /            仕方……ないお……
       `l          \
        l           \

982 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:32:06 ID:v1idRKxU [13/31]

     \\          | |       /'!     /
       \\..        | |      ./ !    //
        \     |\   |     //| |___
         \    |  \ |    .// .l_   /
       ____| |\\/\//  / /                    ╋━━━━━
        \  ____|  \/\/ / /  _______         ┃ その言葉を聞いた時、
         \ \            /   ̄ ̄  __     /             私は初めて夫をひっぱたいた。 ┃
          \ \  __lV 、_  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄― ""   / ―――                       ━━━━━╋
           /  / , >  へ´  ` 、 ̄ ̄         / ――
             /  ///  Y l\    \         く ――――――
         /  /./    !  \  | ̄         \
           / / //  /! .! l\ \l   ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        // ..// / ...! l l  \     |       \
         /   //// | .l l l    \   |         \
     / /   / /   l ∥l     \ |         \\
    ./ /    //     l  .i       `        \\





|   .:!    !/l:.:.:.:.:| 丶  ヽ:::  |   1::::::.:.:.:.:.:.:.::.:.}::::::::........ :
|:.:.:.:.| ..:.:.:.:.:| \:.:!   ヽ  ヽ:: }:|..:.:.:.::|ヽ:.:.:.:.:.:.:./l::j.\::::::.:.:.......:
| !:.:.:.|::.:.:.:.|:.:|,_  |_,l::::::::::::::::::::::::',:: l::|_:..-:::|,;::|  ハ l:.:.\: \:\イ :
/|:.:.:.:.l:.:.:.:.|´|  ̄λ|`ヽ::::::u::::::::::!/L;|_ j/ :| /|Vl:.:.l  :)::://:
!:ヾ:.:.:.l:.:.:.:|:.:||:{´'{:::::::|`'::::::::::u:::::|/´{:::::'リ~ } !/h| レ:.:.| (:.ノ7  :     馬鹿! 何が仕方ないよ!
!:./丶:.:|\|ヽ!ヽ とつ::::::::::::::::::::::::::::とつ ' 〈;/::|.| |,/   !:.八:
l/  ヽ:.:.:.:.:.lヘ  `¨´         ̄  ./ノ|::|:::;:::::〈  /  :       私達が分かれたら子供たちはどうなるの!
|l   l:.:.:.:.:.:iメ, U     ,     u , '::::|:|;∧|::::::::<:
7   |:.:.:l:.:.|:::::|>、  ェニ=-―=ェ-  ∠、:::::!:|:.:.:.ヘ::::::::.:.く  :        あの子たちを父親のいない子供にさせたいの!?
    |l:::イ::::|::人V:`:..:.、   ̄   ' :l::::.|.:.:ヽl:.:.:.:.:.',::::ヽ::.:ヽ:
    |l:::/::::l,'::::∧::::::::V:` -‐ ´  /l:::/`ヽ、.:..:..:..:∧:::::V:::::  :
    |:/:::::::l:::::::::,:ミ:マ:::|      {l/7   `  、;;;:ミ:::::::l:::::::\:
    /::::::::::,::<´ ', Y::!       ,'         `イ‐  :
  _/ リ-´    ヽ ヾ     /        ィ  }:



         ____
       /     \
      /  _ノ三三ヽ、\       だ、だって……だっ、て……
    /   (○) 三(O)  \
    |       ||  (__人__)  ..|       ほんとは……やる夫だってぇ……っ……
    \    ノi   !  |.  /
     /    し'   `⌒´ .ノ
     |       ./ ./

983 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:32:27 ID:v1idRKxU [14/31]
                                                    _   _,
                                                 ___,> Y´'ー-、
                                                _>z二_ ___`ー≧__
                                                >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
                                               /        ヽ `Y′之>
                                                 /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
                                              l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノヘ
                                               ,ヘ, |(>)三(<) / / ,/ /
                                              '、 `|   ヽ   ゚。「)'/|/ /
                                                \ヽ、_ c=っ  _,.ィT/=/
                                                < l 7Eニ::ィ1    〉
                                                 ゝ'イ/ヽ::::` 、 /
                                                   i´ ̄ `ヽ::|
                                                  j|       <
            ╋━━━━━                               /    ヽ  \
            ┃ 子供たちが自立するまで耐えるつもりだった。
            ┃ だけど、頬を腫らして、服の下にあざを作って――
               父親の恐怖に怯え、枕を高くして眠ることもできない         ┃
               子供たちと、この人を同じ屋根の下に置くことはできない。   ┃
      ____                                     ━━━━━╋
    /     \
   /  u   _ノ三\
 /      u (○)三 \
 |        。゚   __´_ |
 \    u   . (_/
 ノ           \








  . /.....::lノ.:i/:\::::ゝ          u ノ,:'i::j::|(::::l   (::/
  〈 ::::::(     ヽi. ヽ、  --   /イ /:::ノ、ヽ)  ヽ、    ╋━━━━━
   ゝ::::::\       `ー-. -イ   '//ハ'ヾ'"`ー-、     ┃ それが私の決定だった。酒をやめたいという
    `  ヽ      ,.- ''';:'/フ      _, j:.!      ヽ   ┃ 夫の想いが嘘じゃないことも充分に知っていた。
               /  /i/' `  ‐''"~/:.∧ ,
                l 、/'1l      7/ ヽ!              だけどこの人にはやめられないのだ。そんなこの人に、 ┃
             !/ ヾ 、_,,.-'ニ-'"   l             子供達の未来は預けるのは不可能だった。         ┃
             /   '''''' ̄       ll                                         ━━━━━╋




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984 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:33:33 ID:v1idRKxU [15/31]

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。
          ____
        / ─  ─\
       / (⌒) (⌒)\          ――幸せな家族を作るんだお。
     /    (__人__)    \
     |     ` ⌒´     |       みんなで笑って、楽しくて……やる夫の夢が叶いそうだお。
     \             /
     ノ            \
   /´               ヽ
   |   l              \
   ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
    ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。








  l   : : : :°o゚゚~'"´      `"~゜o゚;°  l
  \ : : : : : : 。(    j     ); 。  /        ひぐ、っ……ううぅぅ……
   \: : : : : : ::>ー-‐'=ー-ー<′  /
   /ヽ: : : : : : :          イ\             うええぇぇえぇ……
   : : : : : : :゚: : : ゚              \
   : : : : . : : . : : ;                \



                 __
     /`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
    /::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i
   ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ     ╋━━━━━
   (Yy∧ノ :ノ_.:ノ_ノ三三_` 、:::) ゝ:/     ┃ 人生最大の夢ともいえる希望を閉ざされた夫は、
    )ノ リ:::〃 (ー)三(ー)i:!:〉 Yy      ┃ 涙でぐしゃぐしゃになった顔のまま離婚届に判を押した。
   (/   ソ::ハ 。゚      /i/  リ
   !   ノ ::/iゝ.  ⌒ . イく            思う所はたくさんあったけれど、この判断に間違いはないと信じた。    ┃
     .(::イ/ル|_.イ|.  ̄i'Y;ノ::ル             酒を呪った。夫を憎んだ。この人を選んだかつての私を心から恨んだ。 ┃
      )ノ.    ~V~    ヽ                                                 ━━━━━╋




.

985 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:33:51 ID:v1idRKxU [16/31]
   ________________________
 /                                  , イ
   ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄  |
    |   ┌─┐    ┌─┐    ┌─┐    ┌─┐   |    |   ╋━━━━━
    | 目|  |  目|  |  目|  |  目|  |   |    |   ┃ 夫の稼ぎを頼りにできなくなった私だったが
    |   |。 |    |。 |    |。 |    |。 |   |    |     元々共働きだ。シングルマザーの立場も
    |   |  |    |  |    |  |    |  |   |    |     始めは大変だったけど、親のささやかな      ┃
 lll||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||#|    |     協力もあり、最低な暮らしにはならなかった。  ┃
  \|                                    |    |                              ━━━━━╋
    |   ┌─┐    ┌─┐    ┌─┐    ┌─┐   |    |
    | 目|  |  目|  |  目|  |  目|  |   |    |
    |   |。 |    |。 |    |。 |    |。 |   |    |
    |   |  |    |  |    |  |    |  |   |  /
    |   |  |    |  |    |  |    |  |   |/
.      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





         ____                     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
       /     \                    /        ヽ `Y′之>
      /  ⌒  ⌒ \                   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ  } <
    /    (⌒)  (⌒) \                  l ,ィ { {7Tハノ T寸寸ヾ  }ノ  |
     |       __´___    |                  |ハ| l (⌒)  (⌒) / / ,/レ′
      \       `ー'´  ,/                    `|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ'/|/
      /⌒ヽ        ィヽ                 /⌒ヽヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      / rー'ゝ       〆ヽ               \ /::::: >,、 __, イァ/  /
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|               /::::::::::::::7Eニ:::{:::ヘ、__∧
    | ヽ〆           |´ |                  `ヽ<:::::/     /::::::::::::/



   ╋━━━━━
   ┃ 当初は父親のもとを離れることに抵抗のあった子供たちも、
   ┃ 新しい暮らしに慣れて次第に笑顔の多い日々を送るようになった。  ┃
      私達の判断は決して間違ってなかったと確信できた。           ┃
                                            ━━━━━╋


                 __
     /`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
    /::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i
   ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ
   (Yy∧ノ :ノ_.:ノ_ ノ  __` 、:::) ゝ:/
    )ノ リ:::〃 (⌒)  (⌒)i:!:〉Yy
   (/   ソ::ハ  ,,     /i/ リ
   !   ノ ::/iゝ.  ~ . イく
     .(::イ/ル|_.イ|_. ̄i'Y;ノ::ル
      )ノ    .|‐:‐i   ヽ

986 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:34:04 ID:v1idRKxU [17/31]





              ╋━━━━━
              ┃   ――新しい生活に慣れた頃、
                   ある日一本の電話が入った。   ┃
                                ━━━━━╋










       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\|l(^)
       |     (__人__)   l(_ )     お、おお……やらない子……
       \       `ー '   /⊂)
       /             ヽ ノ       久しぶりだお……

____________∧_________∧________
                                         /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`` ̄ ̄ ̄´V` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /__________∧_________∧_
                                    /
                                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`` ̄ ̄ ̄´V` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ,. ⌒ハ         ハ⌒ ,
   i:::::::,ヘ' ⌒ Y ⌒ ^ヽ,r':::::::::j
   i:::::::(: : . .:: ::::..::::....::::.i:::::::::::I
    I:::::(,: :: :,.ヘ...:::..:::::..::::ヾ::::::::リ      ――今、ニュー速病院に?
   iリル:::::::ノ  ヽ、  ゝ,::::NY
      )::) (● )  )::::::::::リ      あんた、どこか具合悪いの……?
     ( .( ―  u  ハ:::::::ハ
      )ハゝ.    ,.( ( (
     ((:::( り  ∧ ' ).),)









.

987 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:34:18 ID:v1idRKxU [18/31]
                               __________________
                                  |.    ╋ Royalty Escaline Hospital ╋    |
                                  |.    ─ ── ── ── ── ── ─    |
                                  | ┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─  |
                 _________| ┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─  |
                  |  ─ ── -     ┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─  |
                  |  lエl lエl lエl lエl  ┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─  |
                  | ┌─ ┌─ ┌─  ┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─  |
                 i, | ┌─ ┌─ ┌─  ┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─  |
                  |i | ┌─ ┌─ ┌─  ┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─┌─  |
            =====================================================,┌─  |
,,...,     | ̄ ̄|\\|l工l工l ├┤l工l工l ├┤l工l工l ├┤l工l工l ├┤l工l工l|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
ゞ;ゞ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____|
t'ゞ;;'tyメ;;,,lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl |__|  |
YゞKゞヾメヾ`ゞ、,,、.                                             |.HHH|! |
kゞ,Yハ'ソ;ヾヘゞYソYゞ、,l lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl |二二|  |_| ̄
ゞt;ゞヾ〃ゞYゞヘゞヾメt' rソ';tゞ;ッ';'ゞ;ヾゞ、                                |.HHH|! |  | =
ヾゞtゞkゞゞ;l!_kメ'ヌヘゞ;k",t'ッ';;'メ;y;ゞ; ヾゞ゙ゞ""ヾ、エl lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl |二二|  |_| =
;;、;;;;;::;;;"ゞ,〃^ゞヾヘメ' :,`;.;;:,”:"゙:.:゙;':,:.:゙;゙':,”:"゙:.;'ミ、                         |.HHH|! |  |
ゞ、,....ヾ;;;;;;;;;;;'''';;;;;;;;;;;;;;;;,;;;:,”:"゙:.:゙;:,” "゙.:゙;' :, ミヾゞ,l lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl |二二|  |  |
kメ'ヌヘゞ;k" f;';:': r';.';:;'.',';';、;;;;;;;:;:; :、,、 、`^;;;:;:;"::ミ'、                           |.HHH|! |ヾ";;''
.';.,':';:.';,:;'j:;`}.ゞ;':,f.';:;';.:';',.;';;ミ;.:".;; ;; ;:ll ,;.:" .:;.:'゙: ゙,ヾヾl lエエエエエl lエエエエエl lエエエエエl |二二|  |ミ;;ゞヾ
':';.;';:;'.:,.';:゙、r';:`Y;':';.,';':';.;' ..;;`;.'!;;;;ヾ;.:".:゙,:,/;、,;;:;;;:;:;, l二二二二二二l_                  |    |  |ミ;;;ヾヾ
;';':';. .';:;'.;';':'};; ゞi;.;':';'.';',;:'.':' .;,l';;; ;,:|l;;; ;,i.i.;; ;;;:":ゞ/|__|__|_|l l='=='=='=='=='=='=='=='=='=='=='=='==,.|;; |
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;';.;';':':.;;.;';i;'l;:;`i;.;iiゞ:;:;';;.';:;';';;;;;;;;;;;;;;l;; :l!; ;|  //=======l l , . , . , . , . , . , . , . , . , . , . , . , . , . , . , . , .










        / ̄ ̄ ̄ \
      /   ―三三―\        あ、あー……やらない子……
  __ /   ( ◎)―(◎) \
   ( |     ( ((__人__)))  |         会いたかったお……久しぶりだお……
  \ヽ\__   `ー ´ __/ \
    \( ̄ ⌒⌒⌒⌒ ̄⌒ ⌒ ⌒ヽ
     ヽ               \
      \               \

988 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:34:33 ID:v1idRKxU [19/31]
                 __
     /`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
    /::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i      ╋━━━━━
   ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ     ┃ 看護婦さんからすべてを聞いた。
   (Yy∧ノ :ノ_.:ノ ⌒:::::::⌒` 、:::) ゝ:/    ┃ 私達が別れたあの日から5年間、ずっと夫は通院していたそうだ。
    )ノ リ:::〃 (○)::::::(○)i:!:〉Yy        アルコール中毒を治すため。ただそれだけのために。
   (/   ソ::ハ  u     /i/ リ                                                  ┃
   !   ノ ::/iゝ.   ̄ . イく            今さらそれを克服してもかつての暮らしは戻らないのに、だ。      ┃
     .(::イ/ル|_.イ|_. ̄i'Y;ノ::ル                                              ━━━━━╋
      )ノ    .|‐:‐i   ヽ





       ____
     / ~~~\        ╋━━━━━
   /( ◎)―(◎)\      ┃ 面影がなければ別人にしか見えないほど変わり果てたかつての夫。
  /:::::( ((__人__)))::: \    ┃ 看護婦さんは言った。『もう大丈夫でしょう』と。
  |     |r┬-/       l        医者が、あれだけ夫の体を根付いていたアルコール中毒に対して     ┃
  \     ` ̄'´      /        『克服した』と言える状況になるまで、どれほど苦心したのだろうか。    ┃
                                                            ━━━━━╋

989 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:34:49 ID:v1idRKxU [20/31]
          ____
        /_ノ 三ヽ_\
       / (◎)三(◎)\         できない子……できる夫にも、会いたいお……
     /  ( ((__人__))) \
     |     ` ⌒´     |      連れて来て……くれねーかお……?
     \             /
     ノ            \
   /´               ヽ
   |   l              \
   ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
    ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))





  , ⌒ハ           ハ⌒ 、
  j:::::::::ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .::::::::i
 ノ:::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::::i
 ル:::::リγ::..:::::..:::...ヘ、: : : :: ノy:::::::リ     ╋━━━━━
  Yyノ ノ :ノ...:ノ ノ  ヽ ::::::) ルリノ       ┃ 抵抗はあった。二人の子供にとってこの人はトラウマかもしれない。
    リ::::::( ( ー) (ー::(___       ┃ 素面のこの人に子供を会わせること自体に危険性は感じなかったが、  ┃
.    ハ::::ハ u       リ) )__   )        それでも、という思いは当然ある。複雑な思いだった。              ┃
     ) ) )/⌒, ⌒ノくハ(/  /                                              ━━━━━╋
    (,(.( '  /  い ノ:::)) /
    ノ/)/  /ヾ ソ ̄(( /
     ,' /  /   Y    Y
     l:  /......    .....  i
     |,/.. ::::::::   ::::: .ノ

990 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:35:01 ID:v1idRKxU [21/31]

          ____                     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
        /     \                    /        ヽ `Y′之>
      /  ⌒   ⌒\                    /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
     /   (● )  (<) \                  l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |
     |  u     __´___    |               |ハ |(⌒) (⌒) / / ,/レ′
    \       `ー'´   /                 `|   ヽ   u 「)'/|/
       〉         ⌒ヽ                      ヽ、_  ―  _,.ィT/
.     |          、  \_                     l 7Eニ::ィ1│
      !           ヽ   _⌒)                   'イ/ヽ::::`l┘


      ╋━━━━━
      ┃ 『お父さんに会いに行かない?』と言った時、
      ┃ 成長した子供たちは少しだけ眉をひそめた。
         だけど二人とも、最後には『行く』と言ってくれた。     ┃
         やはりどこまで行っても、家族は家族なのだろうか。  ┃
                                    ━━━━━╋















        / ̄ ̄ ̄ \
      /   ―三三―\          できない子……できる夫……
  __ /   ( ◎)―(◎) \
   ( |     ( ((__人__)))  |           おお……おぉ……会いたかったお……
  \ヽ\__   `ー ´ __/ \
    \( ̄ ⌒⌒⌒⌒ ̄⌒ ⌒ ⌒ヽ      お父さんだお……元気にしてたかお……?
     ヽ               \
      \               \

991 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:35:16 ID:v1idRKxU [22/31]
          ____
        /_~~~\
 ミ ミ ミ  o゚-(◎)―(◎)゚o      ミ ミ ミ        ╋━━━━━
/⌒)⌒)⌒). ::::::(((__人__)))::\     /⌒)⌒)⌒)       ┃ かつて自分が育てた子供たちよりも子供のように
| / / /     |r┬-|    | (⌒)/ / / /      ┃ はしゃぎ、あれよあれよと話す、聞く。
| :::::::::::(⌒)    | |  |   /  ゝ   ::::::::::: /            体を起こして大きな声で話し、周りに迷惑だと私が  ┃
|     ノ     | |  |   \  /  )   /             叱っても止まらない。幸せそうに笑うだけだ。       ┃
ヽ    /     `ー'´      ヽ /    /                                        ━━━━━╋
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒)





  ,-‐-、           ,rー-、
  j::::::::::.ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
 ,ノ::::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i        ╋━━━━━
 ル:::::リγ::..:::::..:::.:..ヘ、: : : :: ノy:::::リ      ┃ 病院の中庭、大きな声で話しても平気な場所に移って
  Yyノ ノ :ノ...:ノ _ノ   ヽ ::::::) ルリノ         ┃ かつての家族と談笑するあの人を見ると、どうしても考える。       ┃
     リ::::::( ( ー) (ー::(             どうして何事もなく、健やかにこんな日を迎えられなかったのかと。   ┃
     ハ::::ハ u      リ) )                                             ━━━━━╋
     ) ) )、  | ̄ ̄( ̄\
           \_/| |

992 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:36:05 ID:v1idRKxU [23/31]
          ____
        /⌒ 三⌒\
       / (◎)三(◎)\             ╋━━━━━
     /  ( ((__人__))) \          ┃ 夫はもう、元気に外を歩くことも難しいそうだ。
     |     |r┬-|     |            ┃ もともと酒と煙草で傷んでいた体、加えて年のせいもあり、     ┃
     \    `ー'´     /           高齢化の社会の中にしては随分と若いうちに体を壊している。   ┃
     ノ            \                                           ━━━━━╋
   /´               ヽ
   |   l              \
   ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
    ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))





                 __
     /`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
    /::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i
   ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ       ╋━━━━━
   (Yy∧ノ :ノ_.:ノ_ ノ  __` 、:::) ゝ:/       ┃ きっともう、長くないのだと思う。だけど同情の念は沸かなかった。
    )ノ リ:::〃 (ー)  (ー)i:!:〉Yy         ┃ 自業自得なのだ。酒も煙草も自分で手を出したもの。
   (/   ソ::ハ u      /i/ リ         それに対する責任は自分で背負う、それが大人。
   !   ノ ::/iゝ.  ~ . イく              それはこの人を選んだ結果、シングルマザーになった         ┃
     .(::イ/ル|_.イ|_. ̄i'Y;ノ::ル               今の自分に対しても強く感じていることだ。                  ┃
      )ノ    .|‐:‐i   ヽ                                                  ━━━━━╋

993 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:36:23 ID:v1idRKxU










      ,-‐-、           ,rー-、
     j::::::::::.ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
     ,ノ::::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i   .   、
     ル:::::リγ::..:::::..:::.:..ヘ、: : : :: ノy:::::リ  .;. '⌒ .、
      Yyノ ノ :ノ...:ノ _ノ   ヽ ::::::) ルリノ ; (、   ノ      ……さ、そろそろ帰りましょうか。
        リ::::::( ( ⌒) (⌒::(   ;ソ ;ノ '_ー´
.        ハ::::ハ  ''  r‐ァ リ) ) 彡 ´ ″           あなた達そろそろ、部活の時間でしょ?
         ) ) )、  ⌒ ノくハ(
        (,(.( ' ヘ   (´ ノ:::))
        ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、
         /   ノ    Y   ヾ.
          |  ( ......    .....  i
         |  ヽ::::::.   .:::: .ノ
           ヽ   `ー──--r'う━・;.
            )`ー───、)))



      、-ー'`Y <,___
  __≦ー`___ _二z<_
   > 7  ̄、-‐ ´ ̄`'┴<
 <之′Y´/        \        うん。行こっか。
   >{  ,'  | 、 , ,.  ,.l  ,  ゙i
   | !、{  | 寸寸T ハT7} ィ,l          ――バイバイ、お父さん!
   ′Ji, ゙i ゙i ( ⌒)  (⌒)|ハ|
    i⌒ヽ'(1. '''  _'  ''' ノ川/⌒)
.     ヽ  ヽx>、(_.ノ__,イ l |::::ヽ/
     ∧ 人lハ:::::l,三|:::/l| ,:::::ハ



         ____
       /     \
      /  ⌒  ⌒ \          また来ますね、お父さん。
    /    (⌒)  (⌒) \
     |       __´___    |      今度はいっぱいお話しますから。
      \       `ー'´  ,/
      /⌒ヽ        ィヽ
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆           |´ |

994 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:36:58 ID:v1idRKxU [25/31]

        / ̄ ̄ ̄ \
      /   ―三三―\
  __ /   ( ◎)―(◎) \            おぉ……おぉ……
   ( |     ( ((__人__)))  |
  \ヽ\__   `ー ´ __/ \         また来てくれるのかお……?
    \( ̄ ⌒⌒⌒⌒ ̄⌒ ⌒ ⌒ヽ
     ヽ               \
      \               \



                 __
     /`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
    /::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i
   ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ
   (Yy∧ノ :ノ_.:ノ_ ノ  __` 、:::) ゝ:/       月に一回ぐらいは、ね。
    )ノ リ:::〃 (⌒)  (⌒)i:!:〉Yy
   (/   ソ::ハ  ,,     /i/ リ         ……また、家族4人でお話しましょ。
   !   ノ ::/iゝ.  ~ . イく
     .(::イ/ル|_.イ|_. ̄i'Y;ノ::ル
      )ノ    .|‐:‐i   ヽ



          ____
        /ー 三ー\
       / (◎)三(◎)\          そう……かお……
     /  ( ((__人__))) \
     |     |r┬-|     |        いつだって、待ってるお……
     \    `ー'´     /
     ノ            \
   /´               ヽ
   |   l              \
   ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
    ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))

995 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:37:13 ID:v1idRKxU [26/31]

     |    │                    │     |
     |    │                    │     |
     |    │                    │     |
     |    │                    │     |   バタン
     |    │                    │     |
     |    │                    │     |  = 3
     |    └─────────────┘     |
     |                                 |
     |                                 |
     |                                 |
     |                          ○     |
     |                                 |
     |                                 |
     |                                 |
     |                                 |










    |    ((|(__人__) )) |
     \   ι ` ⌒´   /          お父さん……かお……
    ノ           \
  /´               ヽ
 |    l              \           できない子……できる夫…………やらない子…………
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))














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996 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:37:31 ID:v1idRKxU [27/31]





゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。
          ____
        / ─  ─\
       / (⌒) (⌒)\          ――幸せな家族を作るんだお。
     /    (__人__)    \
     |     ` ⌒´     |       みんなで笑って、楽しくて……やる夫の夢が叶いそうだお。
     \             /
     ノ            \
   /´               ヽ
   |   l              \
   ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
    ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))



   ,-‐-、           ,rー-、
  j::::::::::.ヽ ,ヘ^ ⌒ Y ⌒ヽ/ .:::::::.i
  ,ノ::::::::::j(ノ ..::::....::::..:::: ::. .ヾ)':::::::::.i
  ル:::::リγ::..:::::..:::.:..ヘ、: : : :: ノy:::::リ
   Yyノ ノ :ノ...:ノ _ノ   ヽ ::::::) ルリノ        ……頑張るわ、私。
     リ::::::( ( ⌒) (⌒::(
.     ハ::::ハ  ''  r‐ァ リ) )             きっと、元気な赤ちゃんを産んでみせるから。
      ) ) )、  ⌒ ノくハ(
     (,(.( ' ヘ   (´ ノ:::))
     ノ/)`   ヾ ソ ̄(( 、    /
      /   ノ    Y   ヾ.  /
       |  ( ......    .....  i/
      |  ヽ::::::.   .:::: .ノ
        ヽ   `ー──--r'う
         )`ー───、)))
          /

゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・ 。..。.:.*・゜゚・*:.。..。.:.*・゜゚・*:.。。.:.*・゜゜゚・*:.。..。.:.*・゜゜゚・*:.。




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997 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:37:45 ID:v1idRKxU [28/31]

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       ____     ,
     /      \    -
    /   ⌒   ⌒\  `           ――お母さん?
  /    (●)  (●) \
  |  u      '      |
  \      ⌒   /



         _   _,
      ___,> Y´'ー-、
     _>z二_ ___`ー≧__
     >┴'´ ̄` ‐-、 ̄ 7 <
    /        ヽ `Y′之>
.   /  ,  l、 、 , 、 |  ヽ }<
   l ,ィ {7Tハ T寸寸 |  }ノ |      どうしたの? お母さん……
   |ハ |(●) (●) / / ,/レ′
     `|   ヽ   u 「)'/|/           急に……
     ヽ、_  ロ  _,.ィT/
       l 7Eニ::ィ1│
       'イ/ヽ::::`l┘

998 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:37:59 ID:v1idRKxU [29/31]



  /::::::::::: l::::l./ /冫^,、∨l:|:./ |      、 ″l l ∨
  /:::::::l:::: i:: 〈 ' '/ .ヽ, / ∧ ι        ノ∨         なんでもない……
 /:::::∧|::::::::/丶   く.ソ∠l |::.\     __  /μι
/::::/  l:::::/   ヽ    ) l∨ヽ::丶>- ´__. イ:::i、`,))           なんでもない、わ……
i:::/   l:::/   /   / i l  ヽ::::ヽ  ( ヽ、::::i ヽ(('
∨   ∨   /   /   ̄\\ ヽ::::ヽ  ` ヽ i::i--,'、





                               ╋━━━━━
                               ┃
                               ┃   ――1度好きになった人を嫌いになるのは難しい。   ┃
                                                                     ┃
                                                                  ━━━━━╋









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999 名前: ◆GVTavZn3n2[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 18:39:44 ID:v1idRKxU [30/31]

以上です。
概ね作り話ではありますが、元ネタしては西原理恵子氏が著された
鴨志田穣氏との関係がモチーフになっています。

言うまでもありませんが、この作品は作者の身元が割れているので
短編祭にはノーエントリーということで。



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